快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  大雨、豪雨、大雪時やその後の地震発生リスクをどう見るべきか

2018-07-28 13:08:53 | 地震 津波
 大雨、豪雨の最中、或いはその後などに地震が来る事まで果たして想定すべきなのか?と言う考え方も一部にはあるかも知れません。
 ですが個人的にはそうしたタイミングで無視できない震度の地震が発生する事は有ると思います。
 一般論として、そして個人的にも地震は雨天時、降雪時、曇天時にはどちらかと言うと発生しにくい、と思っていますが、確率として100%と言うわけでは有りません。 
 雨や雪が降っている最中の地震がゼロでないのは調べてみるとわかります。
 例えばですが、次のようなケースも有ります。
 世界では時々かなり大きな地震が発生します。
 EMSCなどで見ているとわかるのですが、その大きな地震が発生した数分後とか数十分後、或いは数時間後などに地球のかなり離れた場所で地震が連動するかのように発生する事が有ります。
 しかもそれがめったに地震の無いエリアだったりする事も有るのです。
 大地震の地震波が地球の遠く、場合によっては地球の殆ど反対側にまで届き、それがトリガーとなって地震が発生した、としか考えられないようなケースです。
 なので日本国内で大雨、大雪、曇天であっても世界のどこかは晴天で大きな地震が発生すれば、その地震波によるトリガーで少なくとも中小の地震が発生するリスクと言うのは、世界的な地震や大雨多発の状況では今後想定しなければいけないのではないでしょうか。
 大雨などで地盤が緩み、場合によっては亀裂も発生し、水位も高いような状況の所に、震度1とか程度の地震程度でもそれが襲って来た場合、地震が無い場合より当然決壊、損壊が発生しやすい事は言うまでも有りません。
 こうしたリスクを想定した上での避難体制、ハザードマップなどが今後は必要となって来るはずと考えています。

 尚、夕べ書いた前回の記事ですが、一部訂正箇所が有りましたので追記しておきました。 
 

仕組みとアプローチ -  台風12号と満月や皆既月食から地震発生をどう見るべきか

2018-07-28 12:10:44 | 地震 津波
 台風12号の影響で関東地方でも雨が降り出した地域が出て着ました。
 今日の未明は皆既月食。
 太陽と地球と月がほぼ一直線に並ぶ位置関係となりますが、地球から見て太陽と月は反対方向です。
 この位置関係による引力がどう地球に影響するかですが、考え方は多々有ると思われます。
 少なくとも言える事は、今回の満月が年間最小満月である事から地震に関しては月の引力はあまり影響しない事が多いと考えています。(但し歪の状況次第で僅かなトリガーでも最後の一押しとなって目立つ地震になるエリアが存在する可能性はゼロでは有りません。)
 またハワイで目立つ噴火や地震が有る事から1790年の最大噴火の後に世界的な大地震の空白期が有った事を以前に記事にしました。
 この事から仮にこれと似た状況ならばの話になりますが、大地震は暫く来ない、と言う可能性はゼロでは有りません。
 一方ではこれまで記事にして来た通り、EMSCデータ上で世界的にM6.5以上の地震空白期が実質もう2ヶ月以上も続いている事、M7以上の地震が既に2年3ヶ月以上続いているエリアが有り、そこに日本が入っている事、M8以上の地震に見られる震源連続性傾向則が仮に今回も再現されるなら今度は北半球で発生する事、更には最近バヌアツでM6以上の地震が2度発生している事、そして台風一過の地震晴れが今回はどうなるかなど、悲観材料も多々有り、総じて地震に関しては悲観材料、楽観材料が交錯していて見えにくい状況です。
 個人的にはここ数日よりも来月11日の年間最大新月とその前後期間の方が、どちらかと言えばトリガーとしては気になります。
 しかしこれも歪の状況次第で僅かなトリガーでも最後の一押しとなって目立つ地震になるエリアが存在する可能性はゼロでは有りません。
 いずれにしても有感地震など日本全国いつどこで起きてもおかしくはない以上、大雨、豪雨、或いはその後に川やため池、ダムなどの水位が高い状況で地盤が緩んでいる状況に於いて有感地震が発生すれば、有感地震が無い場合に比べればそれは当然堤防やため池の決壊や土砂崩れなどが発生しやすい事が殆どです。
 今年はこれまで大雨時やその後に目立つ地震が起きていませんが、こう何度も大雨が来るようだと、いつかは「大雨やその後 AND 有感地震」と言う状況が来ると考えられます。
 ではどの程度の震度の地震を想定して予めその分だけ余裕をとって早めに避難するのか?と言うのは難しい問題かと思われます。
 無論、震度7を想定して堤防などの決壊、土砂崩れなどの発生が起きる事を想定して避難すればそれはベストなのですが、現実的にはそうもできない人が多いかも知れません。
 ただ豪雨、大雨の多発、目立つ地震の多発がこのまま続くようなら、避難基準やハザードマップが仮に「大雨、豪雨やその後には地震が無い」と言う前提で作られたものである場合には、そろそろ前提となる震度を変えて行く必要が有るのかも知れません。

2018.07.28  12:10 一部訂正

一部誤植が有りましたので訂正します。
「今回の満月が年間最小満月である事から」は「今回の満月が年間最小満月に準じる小さな満月である事から」に訂正です。
 今月の満月が年間最小満月に準じる小さな満月である事は以前の記事で書いた通りです。