快気分析

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仕組みとアプローチ -  自動車業界が生き残る鍵は「自走できない車」と言う考え方

2018-10-09 18:31:12 | 地震 津波
 若者の自動車離れが言われるようになり、カーシェアが増える見通しとの事で次のような記事が有りました。

引用開始(一部抜粋)

https://www.msn.com/ja-jp/money/news/%e3%83%88%e3%83%a8%e3%82%bf%e3%80%81%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%82%a7%e3%82%a2%e4%ba%8b%e6%a5%ad%e6%9c%ac%e6%a0%bc%e5%8f%82%e5%85%a5-2020%e5%b9%b4%e4%bb%a3%e5%89%8d%e5%8d%8a%e3%81%8b%e3%82%89%e3%80%81%e5%85%a8%e5%9b%bd%e6%8b%a1%e5%a4%a7/ar-BBNBSA5

トヨタ、カーシェア事業本格参入 2020年代前半から、全国拡大
共同通信社
2018/09/27 19:18
 トヨタ自動車が全国に約5千ある販売店を活用し、カーシェアリング事業に本格参入する方針を固めたことが27日、分かった。2020年代前半から25年にかけて東京のトヨタ直営店を皮切りに、全国にある地場資本の販売会社に広げる。
 車の利用が「所有から使用」に移りつつあり、新車販売が中心だった店舗の役割を見直す。高齢者の見守りサービスや物販など地域に密着した新事業進出も後押しする。ホンダや日産自動車も販売店などで車を貸し出す取り組みを始めており、メーカーがカーシェア事業を展開する動きが広がってきた。


https://www.msn.com/ja-jp/money/news/%e3%80%8c%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%82%a7%e3%82%a2%e3%80%8d%e3%81%ae%e6%80%a5%e6%88%90%e9%95%b7%e3%81%ab%e7%84%a6%e3%82%8b%e8%87%aa%e5%8b%95%e8%bb%8a%e5%90%84%e7%a4%be/ar-BBNLNlT#page=2

「カーシェア」の急成長に焦る自動車各社
竹中 明洋
2018/10/01 09:15
「移動」そのものをサービスとして提供する方向へ

カーシェアリング市場の成長が著しい。10年前に3000人余りだった国内の登録会員数が2018年には132万人を超えた。最大手のパーク24は、自社が運営する駐車場を活用した事業展開で急成長した。
国内自動車メーカーもこの動きに乗り遅れまいと、17年から18年にかけ相次いで参入している。カーシェアリングの普及は、自動車販売の減少につながることも考えられるが、旭リサーチセンターの赤山英子研究員は、参入が進む背景にメーカー側の強い危機感があると指摘する。
「新興国市場が依然として好調とはいえ、日本など先進国では都心部を中心に若年層の自動車離れが顕著です。車種によってはオーナーの平均年齢が50歳を超えると言われ、市場の先細りは否めません」
「さらに、都市化による駐車場不足や渋滞、環境汚染の問題が起きるなかで、手をこまねいていては売り上げが減る一方です。各社とも自動車を販売するだけでなく、カーシェアなどで『移動』そのものをサービスとして提供する方向へ舵を切ろうとしています」トヨタの豊田章男社長は18年1月の家電見本市CESで「人々の様々な移動を助ける会社、モビリティ・カンパニーへと変革することを決意した」と表明。カーシェアの普及は自動車業界をどう変えるのか。

引用終了

 こうした動きは間違いではないのでしょうが、最近の自然災害を考えると自動車産業の生き残りの鍵は寧ろこれとは別の点に有ると思っています。
 それは戸建て住宅などが自宅の敷地に置いて住居のようにも使えるキャンピングトレーラーです。
 その土地が液状化や地盤沈下などになった場合でもキャンピングトレーラーなら水平に戻すのは簡単なのでこうした地域の不動産価値が下落するのをいくらかでも防止できます。
 建物は最低限の小さな建物とし、居間などはこうしたキャンピングトレーラーにするわけです。
 更に震度7の地震でも倒れにくく仮に倒れても潰れるような倒壊はしないと思われます。なので生存率は高いはず。
 そして今年発生した豪雨による洪水などの場合、少し危なそうであれば事前に牽引されて安全なエリアに早めに手軽に移動して避難生活が可能な事が多いと言うメリットが有ります。
 最近は空地、空家が問題になって来ており、大都市郊外でも坪単価10万円以下のところも多くなって来ました。
 建物に坪数十万円かけるよりも、安くて広い土地にキャンピングトレーラーを置くと言うのも悪く有りません。
 エンジンがついていなくて自走できない分、車検や税金、保険などは自動車に比べればかなり安いようです。
 そしてこうしたキャンピングトレーラーと使い勝手やデザインなどでマッチする自動車を供給すると言うのもまた重要かも知れません。
 大地震、津波、洪水、暴風、液状化や地盤沈下などの自然災害が激化する日本にあって、自動車産業が生き残る鍵となるものが実は「自走できない車」なはずと個人的には考えています。