快気分析

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仕組みとアプローチ -  カナダ・バンクーバー沖の太平洋でM6.8 の地震発生 過去の巨大地震でも津波を伴っていなければ把握できない事も想定すべき

2018-10-23 12:47:05 | 地震 津波
 既にご存知の方が多いと思いますが、カナダ・バンクーバー沖の太平洋でM6.8の地震が発生しました。
 M6未満の地震も有りましたが、M6以上の地震については2004年の途中以降のデータであるEMSCで次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2018-10-22 06:22:47.9 49.28 N 129.78 W 10 6.5 VANCOUVER ISLAND, CANADA REGION
2018-10-22 06:16:28.7 49.29 N 129.29 W 10 6.8 VANCOUVER ISLAND, CANADA REGION
2018-10-22 05:39:40.1 49.13 N 129.57 W 10 6.6 VANCOUVER ISLAND, CANADA REGION
2014-04-24 03:10:12.0 49.78 N 127.49 W 10 6.5 VANCOUVER ISLAND, CANADA REGION
2012-11-08 02:01:50.0 49.23 N 128.46 W 10 6.2 VANCOUVER ISLAND, CANADA REGION
2011-09-09 19:41:34.0 49.52 N 126.85 W 20 6.4 VANCOUVER ISLAND, CANADA REGION

引用終了
 
 これだけです。
 2011年から2014年は計3件、2015年から2017年には発生が無かったので今回は4年ぶりに発生ししかも空白期間を埋めるかのように3回発生したとしても確かに不思議ではないのかも知れません。
 ただ少なくとも2004年の途中から2010年には1件も発生していなかったのに、2011年から発生が見られる事から、やはり活発化していると見るべきかどうか、判断に迷うと言う所です。
 最近の記事で山口県北部の地震が5年ぶり、口永良部島の噴火が3年ぶりと言うのを書きましたが、両者共に数年ぶりと言う点で似ているのが気になります。
 以前にも記事の中で書きましたが、環太平洋の地震はアラスカを除く北米だけが他のエリアに比べると静かなのです。
 環太平洋の他のエリアに比べるとこのエリアだけが元々少ないのかも知れないと言う見方が有っても良いかも知れませんが、北米は何しろ17世紀途中位までの記録が殆んど無く、地層などから過去の津波が次第にわかって来ているに過ぎないという状況なので「津波を伴わない大地震の発生」など本当の大地震の頻度がわかりません。
 これは日本を含めて世界の地震について言える事です。
 今回の地震ですが過去には1700年のカスケード地震、他の年にも大地震が有ったエリアでも有るので今後の状況には目を離せません。