仕組みとアプローチ － 井伊直虎と大政所（秀吉の生母）の共通点 そしてヒアリ対策も秀吉の知恵が通用するのか

　井伊直虎と大政所（秀吉の生母）には共通点が有ります。
　信長が秀吉を人気スポットにして味方を増やして急成長した事、それに近い形で家康が井伊直政を人気スポットにして味方を多くして国内統一した事です。
　そして秀吉の井伊直政の生母は「奥山ひよ」ですが井伊直親が暗殺された後に松下清景と再婚した為、実質的な育ての親、そして養母は井伊直虎、秀吉の生母は大政所で共に育ての親と言う事になります。
　では何故豊臣秀吉と井伊直政が人気スポットだったのでしょうか。
　それは秀吉が百姓か足軽、或いはそれに近い最下層の武士から成り上がった為、こうした多数を占める層が出世が可能と言う希望から賛同を呼び織田軍に加担する者が増えた事、と考えられます。
　一方、井伊直政は元々は三河家臣ではなかった上、その配下の元武田武士団が直政の下だったのですが、しかし頑張って武功を立てさえすれば、例え一度滅んだ元武田家臣でも再起、出生は可能、と言う希望を与えるものだったからと考えられます。
　家康もこの点を信長の巧妙さに学んでおり、「井伊の赤備え」と言う目立つ武具を装着させ、そして目立つ出世を後押した形跡が有ります。
　ところでテーマは少し変わりますが、秀吉が天下統一の起点となったのは本能寺の変の時、高松城の水攻めをしていました。　城を水で囲ってしまえば兵糧が絶たれる、或いは兵糧を補給しようとしても目立つのでそこを秀吉方に襲撃されると言う事になります。
　ヒアリも同様で水で囲われた場合に、食料が絶たれるか、無理に補給、或いは巣ごと移動しようとした場合に人間や外的の生物に見つかって襲撃されやすい、と言う事になります。
　秀吉の知恵はヒアリ対策に多少は通用するでしょうか。
　

追記　2017.7.22　20:29
　
誤植がありました。

「人間や外的の生物に見つかって襲撃されやすい」は「人間や外敵の生物に見つかって襲撃されやすい」に訂正です。