快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  見た目だけでは判断できない航空機の事故原因

2025-01-10 12:41:12 | ジェット機
 務安国際空港の旅客機事故ですが、右エンジンに一瞬火が噴いている地上からの映像が有る為、事故原因がバードストライクによる右エンジンのトラブルと判断されてるケースが多いようです。
 ですが、実際の機器トラブルと言うのは何も見た目で判断して良いわけではなく、例えば片方のエンジンで一瞬火が噴いたからと言ってその後にエンジンの推進力急減や制御へのダメージがすぐに大きくなるとは限らず、例えば左側のエンジンの方が火を噴いてはいないものの、実はバードストライクによるダメージが右エンジンよりも大きかった、と言う可能性だって有るのだと思います。
 また左右どちらのエンジンにしてもバードストライクによるダメージがすぐに顕著に現れるとは限らず、少なくともどちらか一方のエンジンは有る程度の出力を一定時間だけ維持した後に、急に出力低下や制御トラブルになる、とかのケースだって有るのだと考えています。
 なので「両エンジンの合計出力は低下して来たものの未だある程度はキープできてるいるので何も海上(水上)着水しなくても滑走路に着陸できる」とパイロットが判断して、それを行おうとゴーアラウンドで滑走路に着陸しいようとしたところ、急に両エンジンの合計出力が低下してしまった、或いは制御が不十分となったと言う可能性については今の所、否定はできないかと思っています。
 無論、他の要因のいくつかについても現時点では否定はできないものも多いので、今後のフライトレコーダ等のデータ解析結果を待つ状況である事に変わり有りませんが。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。