快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  豊洲移転問題  様々な案についてどう見るか

2017-06-24 21:32:43 | 地震 津波
 豊洲移転問題については様々な案が有るようです。
 空地、空家問題について以前に記事にした事があるので、各案について少しまとめて見たいたお思います。

1.築地市場の跡地を売却し豊洲に全面移転する。
 資金上は有利。
 しかし豊洲に移転して果たして仕入れする顧客がついて来るのかはわからない。
 「築地の目利きを豊洲に移転するから問題無い」と言う考え方もあるが、目利きは築地市場だけにいるわけではないので、築地以外で目利きがいる市場、海外買い付け現場でも同等になってしまう可能性が有る。
 また豊洲の土壌汚染が解決されても、「工場跡地」と言うイメージが残り、それがどう影響するかはわからない。
 また築地跡地を売却したとして、そこをのマンションが建てば「ストロー作用」で更に空家が増えたり、既存住宅の価格が下がる可能性が有る。
 小売施設などを造れば周辺地域の百貨店などを圧迫、オフィスビルを建てれば周辺地域のオフィスビルなどを圧迫、ホテルなどが建てば同様に周辺地域のホテルの圧迫だけでなく、広域の民箔建物を圧迫となる可能性が想定できます。

2.築地市場の跡地を食のテーマパークにする。
 集客すればそれ以外の地域の集客施設から「ストロー作用」で吸取る結果になりかね無い。
 しかし国全体として外国人観光客が増えればトータルではプラスになる。
 但し外国人観光客が「食のテーマパーク」と言う公園を目当てにわざわざ来るのかはわからない。
 あくまでホンモノである「市場、つまりマーケット」を目的にする外国人観光客、或いは外国で水産物を取扱おうとしている商社や寿司店を考えている関係者は、ホンモノの「卸売市場」も見たいという可能性が有る。

3.全面的に築地市場をリニューアルして存続させる。
 これなら上記二つの案の問題点はクリアできる。
 しかし既に建ててしまった豊洲市場をどうするのか?と言う問題は有る。
 豊洲市場を物流センターとして賃貸或いは売却できるかどうかと言う問題になって来る。
 その場合、生鮮市場は通常の物流センターに変更するのは然程困難ではない可能性もゼロでは無い。
 物流なら温度など衛生面は生鮮市場程は厳格でなくて良い場合が多いので変更が困難かどうかと言う所。
 もう一つの問題は環状2号線や駐車場をどうするか。
 対策は環状2号線や駐車場の上の階に築地市場を残すという手は考えられるが、建築技術上、どこまで可能かは調査必要。

 大体こんな所でしょうか。
 いずれにしても上記のどの案でも「現状の築地市場を例え数百坪でも残せないのか」と言うと、決してそんな事はないと考えられます。
 中央卸売市場が2つ同時運営など有りえない、と言う考え方が有るようですが、やってみないとわからないのではないでしょうか。
 例えば活魚の一部を一度築地の入荷させ、そこでセリにかけ、一部は築地で活魚販売、〆たものは築地と豊洲で扱うとかも良いかも知れません。
 取り扱い量はあまり問題ではないと思います。
 いずれにしても「市場施設」、特に築地も豊洲も船を接岸できるので物資補給の面だけでなく、船舶で発電した電気を送電したりなど防災拠点、災害時対策拠点として機能しやすいかと思われます。
 
 
 

仕組みとアプローチ -  択捉島南東沖でM5.1の地震発生

2017-06-22 12:25:47 | 地震 津波
 先程、択捉島南東沖でM5.1の地震が発生しました。

 2017年6月22日 11時42分ごろ 択捉島南東沖 M5.1 最大震度1

 西之島の火山噴火が活発化してから時計回りに近いルートで6月20日に豊後水道のM5.0、大分県で最大震度5強の地震。 
 そして反時計回りでは、カムチャッカのシベルチ火山で近年の全世界の噴火の中で最大級の爆発的噴火が発生他、火山噴火が活発化してから択捉島南東沖 M5.1の地震となったのかどうか? そうすると挟み込まれた形で・・・となるのかどうかはわかりません。
 ただ現状ではM6に至らない程度で済んでいます。
 6月24日は以前から記事に書いて来た大きな新月です。

仕組みとアプローチ -  豊洲移転問題  築地にはどのような市場機能を残すべきか

2017-06-21 12:58:12 | 地震 津波
 豊洲移転問題に関しては次の様なニュースが有りました。

引用開始(一部抜粋)

https://news.goo.ne.jp/topstories/politics/376/7f33b30d0e1fe6fcc2a84ed8e1bac73a.html

小池知事、豊洲移転の方針表明へ 築地の市場機能も確保

(朝日新聞) 12:46

 築地市場問題で、東京都の小池百合子知事は20日午後、築地市場を豊洲市場に移転した後、築地の跡地を再開発などの形で活用するとする基本方針を表明する。「築地ブランド」を生かすため、築地の再開発では市場機能も確保する方向性を示すとみられる。豊洲市場の土壌汚染については、対策を拡充させて安全性を確保する方針。

引用終了

 これに対して賛否両論、様々な意見が出ているようです。
 築地は東京五輪の期間はバスなどの駐車場とする予定も有るそうで、あまり本格的な建築物は作っても採算に合わない、しかし簡易な施設では生鮮市場として衛生面などで課題が生じるケースも有る、が一方で築地から仕入れたと言うのをブランドにしている料亭や寿司店だって有るわけで、これをどうクリアすべきか?となります。
 筆者は特に生鮮の流通専門家では有りませんが、最終的に何が価値を持つかを決めるのは素人である最終消費者や提供する側の小売や料亭や寿司店などではないかと考えています。
 それでその立場に立って考えると次の様な結論に行き着きます。
 結論から書きますと、「築地には生きた魚介類と生鮮野菜だけは一部中央卸売市場として残す」と言う事です。
 生きた貝類やエビ、カニ、その他魚介類ならばほぼ屋外に近い状態でも衛生上、問題無いのではないでしょうか。
 これがダメであるならば泥の中で育つドジョウやシャコなど、農産物ならレンコンなどは一体どうなってしまうのでしょう。
 そして散気、浄化装置を装備し容易に移動可能な水槽を並べて衛生的な海水、人工海水で魚介類などを生きている状態で流通させると言うものです。
 これならば駐車場などへ、或いは大災害時に対策拠点に容易に変更可能かと思われます。
 ここで手に入らない冷凍物とかは豊洲経由で仕入れても良いし、或いは生鮮者や商社などから直接仕入れても良い、インターネットで今はかなりの事が出来ます。
 筆者が料亭の経営者だったら、熱を加えて料理するエビ、カニ、アサリとかは「生きたものだけを扱う築地で仕入れ、冷凍とかは別ルートで仕入れるとか、顧客がより多くなるように使い分けをします。
 また生きた海産物などが売られているのを見るのは楽しいですから観光スポットしても悪く無いと思います。
 観光客など、市場関係者以外が混在しても種類を絞った生きた魚介類、一部生鮮野菜なら衛生上の問題はあまり無いケースが多いと思います。

20170621 17:38 一部訂正

一部誤植が有りましたので訂正です。
「或いは生鮮者や商社などから直接仕入れても良い」
 は 
「或いは生産者や商社などから直接仕入れても良い」
に訂正。


「生きたものだけを扱う築地で仕入れ、冷凍とかは別ルートで仕入れるとか、

「生きたものだけを扱う築地で仕入れ、冷凍とかは別ルートで仕入れる」とか、
に訂正です。
 悪しからず。

仕組みとアプローチ -  大分県佐伯市で震度5強となるM5.0の地震発生 そして「ケルマディックの第二傾向則」

2017-06-21 00:39:24 | 地震 津波
 先ほど大分県佐伯市で震度5強となるM5.0の地震が発生しました。

 2017年6月20日 23時27分ごろ 豊後水道 M5.0 最大震度5強

 6月16日の記事で「6月20日の長潮から6月末、或いは7月上旬は注目かと思います。」と書きましたが、その初日である6月20日にやや目立つ地震が発生した事になります。
 北はカムチャッカのシベルチ火山で噴火が活発、そして南は西之島で噴火が活発となっており、プレートの動きが鈍っているわけではないのがわかります。
 この状況では時計回りの場合は南から、反時計回りの場合であっても北から、いずれにしても日本に力がかかって来る可能性について過小評価しない方向で想定した方が良いかも知れません。
 EMSC上ではM7以上の地震は世界的空白期が未だ続いていて、もう約5ヶ月となり、記録更新中です。
 またケルマディック諸島エリアでもM5以上の地震が最近増えています。

引用開始(一部抜粋)
 
https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2017-06-18 18:47:25.5 30.01 S 177.66 W 80 5.2 KERMADEC ISLANDS, NEW ZEALAND
2017-06-15 00:26:14.8 30.66 S 177.91 W 20 5.9 KERMADEC ISLANDS, NEW ZEALAND

引用終了

 2件共M6以上にはなってないので、それ相応に日本でもM6未満の地震で済んでいるのか、それともM6以上の地震が今後10日以内程度で発生するのか、と言うのはわかりません。
 ただ以前に記事にした「ケルマディックの傾向則」はM6以上の「第一傾向則」とM6未満の「第二傾向則」に分けて考えても良いかとも考えています。
 

仕組みとアプローチ -  豊洲移転問題 「江東区築地」案 更に・・・

2017-06-20 12:45:10 | 地震 津波
 前回、前々回の記事で書きましたように、江東区の一部を築地と言う名称に変更してしまえば、「豊洲移転」と言うコトバは消せるわけですし、そもそも例えば外国人観光客などは築地が従来の位置にあろうが、多少離れていようがあまり関係ないと思うケースは多いと思います。
 想定外のデメリットが生じた場合、例えば商取引などではやはり従来の築地ルートで仕入れたものを売りにしたいと考える小売や外食産業は少なからず有るかも知れないと考えられます。
 また維持費が今後どれだけかかるかも課題です。想定外の費用が後々かかるとかなら、徐々にまた元の築地の位置とスタイルの戻すのも手かと思います。
 ですので例え江東区築地にしようがしまいが、「正式に全面移転」とするのはリスクが大きいのではないかと思われます。
 それではどうするかと言うと、「一部移転」「拡張」「仮移転」など、或いはそれらを組み合わせたものにしておけば、万が一、現在の豊洲エリアに移転して一部がうまく行かなかった場合、そこがまた元の築地に戻って来たとしても自然に見えるという気がします。