快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  台風20号と高潮リスク

2018-08-23 18:29:14 | 地震 津波
 今月21日の記事で書いた高潮リスクですが、台風20号は直撃な上に満潮時刻が重なるエリアも有り高潮リスクが高い状況となっているようです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/000_00_662_20180823015739.html

平成30年 台風第20号に関する情報 第41号

平成30年8月23日10時57分 気象庁予報部発表

(中略)

<高潮>
 年間で潮位が高くなる時期のため、台風の接近・通過に伴い23日夕方か
ら24日明け方にかけて西日本を中心に、特に瀬戸内海で高潮のおそれがあ
ります。
予想される最高潮位は、高い所で、
  岡山県 標高 2.6メートル
  兵庫県 標高 2.5メートル
  香川県 標高 2.2メートル
です。
 高潮に厳重に警戒してください。

引用終了

 河口付近などは高潮になっている所に大雨で川の水が多量の流れ込んで来ると更に厳しい状況になる事も想定しておくべきでしょうか。
 

 

仕組みとアプローチ -  バヌアツでM6.6の地震発生

2018-08-22 08:40:01 | 地震 津波
 先程バヌアツでMw6.6の地震が発生しました。
 最近時々M6超えの地震が有ります。
 今年6月以降にバヌアツやそのエリアで発生した地震でM5以上のものはEMSCで次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2018-08-21 22:32:27.3
52min ago
15.98 S 168.13 E 10 6.6 VANUATU
2018-08-17 19:29:27.4 18.81 S 169.15 E 208 5.1 VANUATU
2018-08-12 17:02:19.5 20.31 S 169.73 E 117 5.1 VANUATU
2018-08-04 10:17:20.8 14.36 S 170.22 E 625 5.4 VANUATU REGION
2018-07-22 21:21:57.0 18.91 S 168.96 E 106 5.5 VANUATU
2018-07-13 09:46:48.5 18.92 S 169.07 E 166 6.4 VANUATU
2018-07-08 21:04:36.3 19.01 S 169.50 E 263 5.5 VANUATU
2018-07-04 16:37:04.5 14.85 S 167.39 E 130 5.5 VANUATU
2018-06-28 16:47:50.4 15.06 S 167.44 E 128 5.5 VANUATU
2018-06-25 12:49:07.9 19.01 S 169.66 E 277 5.0 VANUATU
2018-06-21 21:13:32.6 17.73 S 168.20 E 30 6.1 VANUATU
2018-06-18 05:31:28.0 19.24 S 168.99 E 128 5.3 VANUATU
2018-06-13 10:33:11.6 18.88 S 169.40 E 245 5.1 VANUATU
2018-06-12 23:32:44.5 20.49 S 169.23 E 49 5.4 VANUATU
2018-06-11 12:34:50.2 20.67 S 169.68 E 91 5.3 VANUATU

引用終了

 最近はバヌアツの法則がわかりにくくなった事を以前の記事に書きましたが、バヌアツでの火山噴火が一段落したのか、ややわかりやすくなった感は有ります。
 日本国内の地震との関連ですが、6月17日の群馬県南部の地震Mj4.7、大阪府北部地震Mj5.9、7月7日の 千葉県東方沖Mj6.0、8月17日の硫黄島近海の地震M6.6などが該当しているかどうか、と言う所ですが、どうもバヌアツでM5以上の地震が何度か発生した後に日本国内で目立つ地震が発生し、その後にバヌアツでM6以上の地震が発生する、と言うようなパターンが多いようです。
 これについては「バヌアツの法則の逆順現象」として以前に記事にしました。
 果たして今回はこの逆順現象で済むので今後暫く目立つ地震が無いのか?、それとも逆順現象ではないのか?と言うのは判りません。
 ただM6以上の地震は今年6月21日がM6.1、7月13日がM6.4、今回がM6.6と言うように次第に大きくなっている事は確かのようです。
 以前から何度も書いているように、日本を含むあるエリアでM7以上の地震空白期間が既に現時点で2年4ヶ月を超えている事から、油断禁物かと思われます。

仕組みとアプローチ -  台風19号、20号と地震リスク

2018-08-21 12:45:50 | 地震 津波
 台風19号と20号が次々と接近或いは上陸すると予想されています。
 高潮、高波に対する警戒は既に言われている通りですが、今月26日の満月が年間最小に準じる小さな満月であるにもかかわらず、潮位が高いのは、夏から秋にかけては潮位が高いからと言うのは既に知られている通りです。
 では台風が来なくてもどの位の潮位なのか?を見て見る事にします。
 今回は台風19号の予想進路の右側にあたる種子島を例にとります。

引用開始 2件(一部抜粋)

https://www.data.jma.go.jp/kaiyou/db/tide/suisan/suisan.php

潮位表 種子島

2018/01/02(火) (満月) 6:44 199 18:05 201
2018/01/03(水)   7:30 201 18:52 201
2018/01/04(木)   8:14 199 19:38 197

https://www.data.jma.go.jp/kaiyou/db/tide/suisan/suisan.php?stn=TJ

2018/08/22(水)   2:55 171 16:53 179
2018/08/23(木)   3:54 179 17:27 189
2018/08/24(金)   4:40 189 17:57 197
2018/08/25(土)   5:18 198 18:25 204
2018/08/26(日) (満月) 5:53 206 18:51 208
2018/08/27(月)   6:27 211 19:17 211
2018/08/28(火)   7:00 213 19:43 212
2018/08/29(水)   7:34 212 20:09
2018/08/30(木)   8:10 208 20:36 209

引用終了

 今年1月2日の満月はスーパームーンでした。
 それでも冬だったので潮位は満潮でもそれ高くはなく、今月28日の最高潮位213cmより低くなっています。
 では今回の台風19号と20号の通過とのタイミングはどうなるか、と言うと、台風19号は22日9時頃には既に西に抜けている予想なので8月28日に比べれば40cm程度は低く、台風20号も24日には日本海に抜けている予想なので、最悪のタイミングは避けられる、がしかし予想でしかなく台風の速度が遅くなったり、通過時刻とのタイミング次第ではある程度のリスクも想定すべき、と言う所でしょうか。
 ただ台風自体の気圧や風速、停滞時間でどれだけの高波や高潮となるのかはまだはっきりとはわからないと言う事になるかと思うので、十分にリスク想定して対策しておく方が無難と言う事になります。
 それともう一つ、以前にも記事にしましたが、大雨と川やため池の水位上昇とが中小地震と重なって地滑りや土砂崩れ、堤防決壊リスクをより大きくする事についても、これを想定した対策をする方が確かと言う事です。
 台風が去った後でも川やため池などの水位はまだ高く、しかも地盤は緩んでいる場合、このような時は中小地震地震、或いは無感地震であっても災害リスクは通常よりは高いと見られ、特に「台風一過の地震晴れ」には要注意です。

仕組みとアプローチ -  フィジー諸島沖でM8.2の地震発生 その後も余震多発

2018-08-19 23:12:43 | 地震 津波
 既にご存知の方も多いと思いますがフィジー諸島沖でM8.2の地震が発生しました。
 その後も余震が多発しています。
 M4以上で絞ると件数が多すぎるのでM6以上について今回のものだけ見るとEMSCでは次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes&min_mag=6®ion=FIJI+REGION&min_intens=0&max_intens=8&view=1

2018-08-19 04:28:58.7
9hr 25min ago
17.03 S 178.04 W 420 6.8 FIJI REGION
2018-08-19 00:23:02.7 18.40 S 178.00 W 561 6.3 FIJI REGION
2018-08-19 00:19:37.3 18.13 S 178.14 W 558 8.2 FIJI REGION

引用終了

 M6以上でサーチをかけるとわかりますが、UTCで1日のうちに2回以上発生したのは今回が初めてです。
 しかも2回どころか3回であり、M8.2はEMSCのデータが始まる2004年の途中からでは最大です。
 M7以上についても次の通りで、今回がどれだけ桁外れな規模であるかがわかります。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2018-08-19 00:19:37.3 18.13 S 178.14 W 558 8.2 FIJI REGION
2014-11-01 18:57:22.2 19.80 S 177.80 W 431 7.1 FIJI REGION
2011-09-15 19:31:02.0 21.59 S 179.41 W 630 7.3 FIJI REGION
2006-01-02 22:13:35.0 19.78 S 178.17 W 520 7.1 FIJI REGION

引用終了

 これが何を意味するのか?
 太平洋プレートが環太平洋西側で動きが強まったのかどうか?そして最近多い硫黄島近海のやや目立つ地震もこれに関係するのかどうか? 
 今の所まだわからず今後の動向を見守るしかない、と言うところでしょうか。

仕組みとアプローチ -  このところ多い硫黄島近海のやや目だつ地震

2018-08-18 23:01:27 | 地震 津波
 このところ硫黄島近海の地震がやや多いようです。
 このエリアのM5.5以上の地震についてEMSCで調べてみました。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2018-08-17 22:06:59.6 23.47 N 143.17 E 40 5.6 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2018-08-16 18:22:53.2 23.40 N 143.38 E 15 6.0 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2018-08-16 18:21:31.9 23.39 N 143.40 E 15 6.3 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2017-09-11 17:35:09.6 23.99 N 142.38 E 40 5.7 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2016-10-20 06:25:57.3 22.29 N 143.74 E 124 5.7 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2016-08-04 16:24:34.3 24.98 N 141.99 E 524 6.3 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2016-02-21 21:26:46.7 24.65 N 142.56 E 60 5.6 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2016-01-05 21:59:48.6 22.03 N 143.72 E 149 5.7 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2014-06-29 05:56:30.6 24.39 N 142.64 E 34 6.2 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2014-05-03 10:57:15.0 22.30 N 144.01 E 100 5.6 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2013-12-10 01:27:29.0 23.07 N 143.09 E 50 5.5 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2013-05-12 23:05:26.0 22.02 N 143.76 E 151 5.6 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2011-04-05 10:59:44.0 22.76 N 143.47 E 100 5.5 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2011-02-22 14:09:49.0 22.19 N 143.88 E 100 5.6 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2011-01-10 10:24:20.0 23.11 N 143.21 E 77 5.9 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2007-09-28 13:38:56.9 22.02 N 142.68 E 261 7.4 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2007-03-26 07:27:54.6 22.04 N 142.87 E 10 5.5 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2005-06-15 15:01:36.0 22.90 N 144.27 E 10 5.6 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2005-02-12 17:40:57.1 25.97 N 144.08 E 33 5.6 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION

引用終了

 EMSCのデータが始まった2004年の途中からについてだけですが、2011年3月11日の東日本大震災、2016年4月14日と16日の熊本地震を挟み込むように発生しているのが気になります。
 その他にも大きな損害が出た地震では2005年3月20日の福岡県西方沖地震が有りますが、この時もこの日を挟み込むように硫黄島近海でM5.5以上の地震が発生しています。
 どうしてこうなったのか?と言うのは真相はともかく、少し説明らしい事はできるのかも知れません 
 それが何かと言うとつぎの通りです。
 フィリピン海プレートがそれまでより動きやすくなり、太平洋プレートに押されて一緒に西、或いは北西などに動く力が増して、ユーラシアプレートに力がより多くかかって、例えば霧島山の噴火などが発生したり大きな地震となりやすい、と言う仕組みかと思われます。
 仮にですが、「太平洋プレートの押す力が通常より強くなったので硫黄島近海でM5.5以上の地震した」と言うのならばそれも一つの要因となり東日本大震災が発生したと考えられなくも有りません。
 ただ傾向を確定するにはもう少し多くの事例が必要かと思われます。
 ついでながら、西之島の火山活動はその後どうなったでしょうか。
 最近、西之島エリアの地震が無くなった事は以前の記事で書きましたが、太平洋プレートに押されたフィリピン海プレートが西よりの方向への動きが増した為、直接間接でストレスが近くの硫黄島近海にかかったと言う考え方が有っても良いとは思っています。
 ハワイの地震と火山が静穏化気味になり太平洋プレートの動きが活発化し始めた、と言う事は考えられるのでしょうか?
 今後の動向は注目に値するかと思っています。