快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  やや目立つ地震 また北半球

2018-08-17 09:10:35 | 地震 津波
 前回の記事で地磁気がやや乱れるかもしれない予報の件について書きましたが、その後に世界で発生した5以上の地震はEMSCで次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2018-08-16 18:22:53.2
5hr 19min ago
        23.40 N 143.38 E 15 6.0 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2018-08-16 18:21:31.9
5hr 20min ago
        23.39 N 143.40 E 15 6.3 VOLCANO ISLANDS, JAPAN REGION
2018-08-16 18:19:06.2
5hr 22min ago
        41.88 N 14.82 E 10 5.3 SOUTHERN ITALY
2018-08-16 03:10:23.7 0.54 N 98.37 E 30 5.0 NIAS REGION, INDONESIA
2018-08-15 22:43:59.6 11.38 N 87.90 W 40 5.2 NEAR COAST OF NICARAGUA
2018-08-15 21:56:57.1 51.51 N 178.04 W 40 6.6 ANDREANOF ISLANDS, ALEUTIAN IS.


引用終了

 今回は北半球が全てを占めました。
 これが今月11日の部分日食による影響なのか? それとも大きな新月の方向の影響なのか? それとも少し前に南半球の比率が多かったのでそろそろ北半球にシフトして来たのか? 或いはこれらのANDなのか?と言うのは判りません。
 地震の規模をM4.5~M4.9についてはデータが多いので一部の目に留まるものだけを拾うと次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes&min_mag=4.5&max_mag=4.9&min_intens=0&max_intens=8&view=1

2018-08-16 20:22:35.8
3hr 33min ago
        41.82 N 14.82 E 10 4.5 SOUTHERN ITALY
(中略)
2018-08-16 14:22:39.3
9hr 32min ago
        49.14 N 147.82 E 544 4.5 SEA OF OKHOTSK
(中略)
2018-08-16 11:55:19.3
11hr 59min ago
        23.94 N 94.75 E 100 4.8 MYANMAR
(中略)
2018-08-16 03:52:58.1 44.40 N 149.46 E 2 4.9 KURIL ISLANDS
(中略)
2018-08-15 19:34:52.0 11.82 N 143.63 E 20 4.7 SOUTH OF MARIANA ISLANDS
(中略)
2018-08-15 13:28:13.1 27.56 N 103.98 E 10 4.8 SICHUAN-YUNNAN-GUIZHOU RG, CHINA

引用終了

 規模はM5に達していませんが震源の位置が気になるものが多いです。
 地磁気の乱れは先日15時の予報で静穏化したとの事です。

引用開始(一部抜粋)

http://swc.nict.go.jp/report/view.html?ym=201808&ids=d2018228&type=daily+weekly+bulletin+topics#js-report-viewer

【今日の宇宙天気情報(2018年08月16日 15時00分(JST))】
(中略)
【地磁気活動】
地磁気活動はやや活発でした。
太陽風速度は低速な320km/s前後から高速な500km/s前後へ緩やかに上昇しました。
この間、磁場強度はやや強い7nT前後で推移し、磁場の南北成分は一時-7nT前後の強い南向きの状態となりました。
SOHO探査機の太陽コロナ画像(LASCO)とSTEREO探査機の太陽コロナ画像(COR)によると、今後の地磁気に大きな影響を与えるCME(コロナ質量放出)は新たに観測されていません。
SDO衛星の極端紫外線画像(AIA211)によると、北半球低緯度の西45度付近をコロナホールが通過しました。
前述の地磁気の乱れは、このコロナホールの影響によるものです。
今後、このコロナホールによる地磁気への大きな影響はない見込みです。
今後数日間、地磁気活動は静穏な状態が予想されます。 

引用終了

 先日15時以降にも目立つ地震が有ったのは地磁気の残存影響も有ったのかどうか、と言う所ですが、定かでは有りません。
 M7以上の地震空白期が以前にも記事にしたあのエリアでまだ続いているのは気になります。
 

仕組みとアプローチ -  地磁気がやや乱れるかもしれない予報が出ました

2018-08-16 00:20:01 | 地震 津波
 今日の宇宙天気情報で次の様な予報が出ました。

引用開始(一部抜粋)

http://swc.nict.go.jp/report/view.html?ym=201808&ids=d2018227&type=daily+weekly+bulletin+topics#js-report-viewer

日報2018年8月15日
【地磁気活動】

地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度は低速な320km/s前後で推移しました。。
この間、磁場強度は弱い2nT前後からやや強い5nT前後へ緩やかに上昇し、磁場の南北成分は一時-4nT前後の弱い南向きの状態となりました。

SOHO探査機の太陽コロナ画像(LASCO)とSTEREO探査機の太陽コロナ画像(COR)によると、今後の地磁気に大きな影響を与えるCME(コロナ質量放出)は新たに観測されていません。

SDO衛星の極端紫外線画像(AIA211)によると、北半球低緯度の西45度付近をコロナホールが通過中です。
このコロナホールの影響が本日から明日にかけて到来し、地磁気がやや乱れる可能性があります。

今後1日間、地磁気活動はやや活発な状態が予想されます。

引用終了

 目立つ程のレベルでは無いのですが、ここ暫く地磁気の乱れが無かったような気もします。
 今月11日の大きな新月と部分日食からまだ6日を経ていないので、この事も考えるとやや注目と言うところでしょうか。

仕組みとアプローチ -  口永良部島 噴火警戒レベルを2から4に引上げ

2018-08-15 20:45:09 | 地震 津波
 前々回に記事にした口永良部島ですが噴火警戒レベルが2から4に引上げられました。

引用開始(一部抜粋)

https://www.jma.go.jp/jp/volcano/forecast_05_20180815013021.html

火山名 口永良部島 噴火警報(居住地域)
平成30年 8月15日10時30分 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<口永良部島に噴火警報(噴火警戒レベル4、避難準備)を発表>
 新岳火口から概ね3kmの範囲の居住地域では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に厳重な警戒(避難準備等の対応)をしてください。
<噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から4(避難準備)に引上げ>

**(本 文)**
1.火山活動の状況及び予報警報事項
 口永良部島では、本日(15日)00時頃から火山性地震が増加しており、10時までで26回発生しています。これまでの火山性地震の震源は、新岳火口付近のごく浅い場所でしたが、本日の火山性地震は新岳の南西山麓付近の深さ約5kmと推定され、地震の規模は、最大でマグニチュード1.9(速報値)とやや大きなものでした。

 この火山性地震の震源は2015年5月の噴火前に発生した地震と同じ場所であると推定され、今後、火山活動が更に高まる可能性があります。

引用終了

 「西之島の傾向則」が今回も再現されるのかどうか、ですが現時点ではここ1週間、西之島や周辺で浅い震源の地震は起きていないようです。

引用開始(一部抜粋)

http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/?ft=1&LANG=ja

引用終了

 画像は直接御覧ください。
 西之島の火山活動状況についてはその後の新たなデータはまだ確認できていません。
 フィリピン海プレート境界部やその周辺の有感地震については8月10以降、次の通りですが、これが「西之島の傾向則」と関連するものかどうかと言うのは特定するまでには至っていません。

                        M  最大震度
2018年8月14日 20時51分ごろ 静岡県西部 3.9 3

2018年8月14日 1時19分ごろ 宮古島北西沖 4.5 1

2018年8月10日 22時28分ごろ 駿河湾     2.6 1
2018年8月10日 22時03分ごろ 駿河湾     2.7 1
2018年8月10日 21時18分ごろ 駿河湾     4.5 3

2018年8月10日 5時18分ごろ 宮古島近海 3.3 1
 

仕組みとアプローチ -  今月11日の大きな新月期間と部分日食あたりから北半球で地震比率急増 そしてアラスカ州北部の地震

2018-08-14 08:32:14 | 地震 津波
 今月11日あたり、早いものはUTCで10日の午後あたりから北半球で地震比率がその前に比べて増加しています。
 大きな新月の前日であるUTCで8月10日以降、EMSCデータでM5以上の地震は次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2018-08-13 16:19:17.3
6hr 34min ago
25.77 N 125.24 E 118 5.0 SOUTHWESTERN RYUKYU ISL., JAPAN
2018-08-12 21:31:06.0 69.61 N 144.46 W 5 5.0 NORTHERN ALASKA
2018-08-12 21:15:02.5 69.62 N 144.36 W 10 6.0 NORTHERN ALASKA
2018-08-12 19:41:34.6 35.79 S 102.30 W 10 5.5 SOUTHEAST OF EASTER ISLAND
2018-08-12 17:23:15.3 2.76 N 128.08 E 52 5.4 HALMAHERA, INDONESIA
2018-08-12 17:02:19.5 20.31 S 169.73 E 117 5.1 VANUATU
2018-08-12 16:43:54.1 20.88 S 174.71 W 30 5.0 TONGA
2018-08-12 16:02:09.4 69.60 N 144.95 W 6 5.3 NORTHERN ALASKA
2018-08-12 14:58:54.7 69.62 N 145.25 W 10 6.4 NORTHERN ALASKA
2018-08-12 02:56:58.7 12.91 S 14.61 W 10 5.2 SOUTHERN MID-ATLANTIC RIDGE
2018-08-11 17:08:19.4 32.68 S 177.28 W 2 5.1 SOUTH OF KERMADEC ISLANDS
2018-08-11 15:38:34.6 41.58 N 20.12 E 10 5.1 ALBANIA
2018-08-11 12:15:36.8 55.12 S 146.38 E 10 5.4 WEST OF MACQUARIE ISLAND
2018-08-11 09:45:49.6 20.51 S 176.21 W 200 5.2 FIJI REGION
2018-08-11 05:54:48.8 71.77 N 2.11 W 10 5.3 JAN MAYEN ISLAND REGION
2018-08-10 18:12:04.6 48.49 N 154.86 E 10 6.1 KURIL ISLANDS
2018-08-10 18:09:24.1 62.64 S 165.56 E 10 5.5 BALLENY ISLANDS REGION
2018-08-10 14:28:27.5 16.15 S 178.14 E 10 5.0 FIJI
2018-08-10 13:36:44.6 3.30 S 102.18 E 128 5.1 SOUTHERN SUMATRA, INDONESIA
2018-08-10 07:18:31.4 12.87 S 14.64 W 10 5.2 SOUTHERN MID-ATLANTIC RIDGE
2018-08-10 07:18:31.4 12.87 S 14.64 W 10 5.2 SOUTHERN MID-ATLANTIC RIDGE
2018-08-10 07:17:04.7 12.83 S 14.63 W 10 5.2 SOUTHERN MID-ATLANTIC RIDGE

引用終了

 先月24日の記事、サブタイトル「来月11日の部分日食を地震と関連させてどう見るか」、今月9日の記事「台風13号 様々な要素とのタイミング そしてそろそろ北半球で目立つ地震比率が増える可能性」、今月10日の記事「明日の大きな新月と部分日食 そして地震トリガー」で書いて来ました内容にほぼ合致する結果となりました。
 特に北半球高緯度での地震が目立っているようです。
 アラスカ州北部の地震はUTCで8月12日から目立つ地震となっています。
 M5以上の地震で検索するとわかりますが、EMSCデータが始まる2004年途中以来、最大となっています。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2018-08-12 21:31:06.0 69.61 N 144.46 W 5 5.0 NORTHERN ALASKA
2018-08-12 21:15:02.5 69.62 N 144.36 W 10 6.0 NORTHERN ALASKA
2018-08-12 16:02:09.4 69.60 N 144.95 W 6 5.3 NORTHERN ALASKA
2018-08-12 14:58:54.7 69.62 N 145.25 W 10 6.4 NORTHERN ALASKA
2014-06-16 12:01:08.2 67.70 N 162.29 W 10 5.6 NORTHERN ALASKA
2014-06-07 04:43:33.4 67.74 N 162.25 W 10 5.7 NORTHERN ALASKA
2014-05-03 08:57:14.0 67.71 N 162.37 W 10 5.6 NORTHERN ALASKA
2014-04-18 18:56:47.0 67.80 N 162.34 W 10 5.6 NORTHERN ALASKA
2014-04-18 18:44:19.0 67.52 N 162.64 W 10 5.6 NORTHERN ALASKA
2011-05-21 08:33:21.0 65.55 N 166.67 W 2 5.0 NORTHERN ALASKA
2010-11-07 00:43:24.0 69.19 N 146.32 W 11 5.0 NORTHERN ALASKA
2008-10-28 14:30:16.2 66.39 N 157.54 W 2 5.0 NORTHERN ALASKA
2006-02-05 16:43:31.4 66.47 N 142.29 W 10 5.0 NORTHERN ALASKA
2006-02-05 08:17:00.0 66.30 N 142.29 W 10 5.1 NORTHERN ALASKA
2005-09-06 07:16:58.2 65.53 N 162.26 W 10 5.1 NORTHERN ALASKA

引用終了
 
 M3以上で検索をかけるとわかりますが、その後の群発地震回数が顕著なようです。
 どうも8月11日の大きな新月と北半球の高緯度、中緯度で見られた部分日食の引力影響で地殻やプレートの固着やまとまりの一部で、鍵となっていた部分が外れてしまい、鍵が外れたドアのように簡単に動けるようになってしまったのかと言う感じが無くも有りません。
 ただ今後このドアの動きがいつまでも続くか、更に大きくなるか、或いはやがて動ききって止まるのか、と言うのは判りません。
 一般にと言う程度ですが、固着が外れて境界面が動きやすくなると、その後にそこが発熱しやすくなり、火山活動の活発化に結びつく事が多いようです。
 現状ではこのエリアでそれが発生するのかどうか、定かでは有りません。
 ただこうした高緯度での火山活動というのは、以前の記事「北極圏の海底火山は恐ろしい」で書いた通りであり、発生しない事を望みます。
 



仕組みとアプローチ -  口永良部島で火山ガスの放出量が増加 今回「西之島の傾向則」は再現されるのか

2018-08-13 09:00:01 | 地震 津波
 鹿児島県の口永良部島で火山ガスの放出量が増加していると気象庁から発表がありました。

引用開始(一部抜粋)

http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/volinfo/VK20180812160000_509.html

火山名 口永良部島 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第66号
平成30年8月12日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 口永良部島では、8日と10日に火山性地震が増加し、火山ガス(二酸化
硫黄)の放出量も増加しています。今後の火山情報に注意してください。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 口永良部島では、8日と10日に火山性地震が増加しました。

 11日に東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及
び気象庁が実施した観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あた
り1600トン(前回10日、900トン)と多い状態です。1日あたり1
000トン以上の火山ガス(二酸化硫黄)の放出量を観測したのは、201
5年6月29日の1500トン以来です。

 本日(12日)、新岳火口では白色の噴煙が火口縁上400mまで上がり
ました。

 8月8日からの火山性地震の回数と火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたり
の放出量は以下のとおりです。なお、地震回数は速報値であり、精査の結果
、後日変更することがあります。

            火山性地震 火山ガス(二酸化硫黄)
 8月 8日        36回      400トン
    9日         8回      600トン
   10日        37回      900トン
   11日         2回     1600トン
   12日15時まで    4回         不明

 火山性地震が時々増加し、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も増加してい
ることから、火山活動がやや高まった状態となっています。今後の火山情報
に注意してください。

引用終了

 実はこれより約1ヶ月程前、西之島で火山性活動の活発化が確認されていました。

引用開始(一部抜粋)

https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/326.html

平成30年7月13日22時00分 気象庁地震火山部発表

<西之島に火口周辺警報(入山危険)を発表>
 火口から概ね1.5kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。
<火口周辺警報(火口周辺危険)から火口周辺警報(入山危険)に引上げ>
火山活動の状況及び予報警報事項
 本日(13日)午後に、第三管区海上保安本部所属の航空機による上空からの観測が行われました。西之島で活発な噴火活動が続いており、溶岩の流出も確認されました。
 気象衛星ひまわりの観測によると、12日夜から西之島付近で周囲に比べて温度の高い領域が認められています。
 これらのことから、西之島では今後も噴火の規模が拡大する可能性がありますので、火口から概ね1.5kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や溶岩流に警戒してください。

引用終了

 以前に何度か記事で書いた「西之島の傾向則」は今回、崩れるのでしょうか? それともやはり再現されるのでしょうか? 
 仮に再現されるとすれば、フィリピン海プレートの固着がやや小さくなっている為、太平洋プレートに押されると以前よりスムーズに一緒に動くようになり、太平洋プレートがフィリピン海プレートに潜り込みにくくなっているので今後は西之島で火山性活動が静穏化して行く、と言う事になるはずです。
 Hi-netでここ30日と1週間で比較すると、父島や母島より西にあたる西之島エリアでは浅い震源の地震が発生していません。

引用開始(一部抜粋)

http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/?ft=1&LANG=ja

http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/?ft=1&LANG=ja

引用終了

 画像は直接御覧ください。