快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  先日11日の大きな新月と部分日食 実際に地震はどうだったか

2018-08-12 09:20:22 | 地震 津波
 先日11日の大きな新月と部分日食ですが実際の地震はどうだったかを振り返ってみます。
 最初に国内の有感地震です。

2018年8月11日 20時52分ごろ 福井県嶺北 M2.7 最大震度1
2018年8月11日 19時32分ごろ 福島県会津 M2.9 最大震度2
2018年8月11日 14時18分ごろ 千葉県東方沖 M4.4 最大震度1
2018年8月11日 8時03分ごろ 宮城県沖 M4.0 最大震度2
2018年8月11日 6時50分ごろ 福島県沖 M3.7 最大震度1
2018年8月11日 6時11分ごろ 福島県沖 M5.1 最大震度4

 M5以上が1回、M4以上が2回とやや多い程度でしたが、それ程目立つ地震では有りませんでした。
 福井県嶺北 M2.7 と言うのはあまり耳慣れない震源域ですが、以前に全く発生していないと言う程ではないもののやはり通常とは異なる引力がかかったのかと言う感じは無くも有りません。
 UTCで8月11日と前9時間(日本との時差が9時間なので)のM5以上の世界の地震はEMSCで次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2018-08-11 17:08:20.1
6hr 50min ago
32.82 S 177.19 W 10 5.0 SOUTH OF KERMADEC ISLANDS
2018-08-11 15:38:34.6
8hr 20min ago
41.58 N 20.12 E 10 5.1 ALBANIA
2018-08-11 12:15:36.8
11hr 43min ago
55.12 S 146.38 E 10 5.4 WEST OF MACQUARIE ISLAND
2018-08-11 09:45:49.6 20.51 S 176.21 W 200 5.2 FIJI REGION
2018-08-11 05:54:48.8 71.77 N 2.11 W 10 5.3 JAN MAYEN ISLAND REGION
2018-08-10 18:12:04.6 48.49 N 154.86 E 10 6.1 KURIL ISLANDS
2018-08-10 18:09:24.1 62.64 S 165.56 E 10 5.5 BALLENY ISLANDS REGION

引用終了

 北半球の高緯度、中緯度の比率が最近の通常傾向より多いのもやはり今回の部分日食と大きな新月の影響なのかどうか、と言う所でしょうか。
 アルバニア M5.1と言うのがあまり聞きなれない震源エリアなので、過去にどうなっていたかを見るとM5以上はEMSCで次の通りす。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2018-08-11 15:38:34.6
8hr 25min ago
41.58 N 20.12 E 10 5.1 ALBANIA
2014-05-19 00:59:20.1 40.94 N 19.81 E 10 5.0 ALBANIA
2014-05-12 00:54:33.1 39.76 N 20.27 E 4 5.0 ALBANIA
2009-09-06 21:49:42.4 41.46 N 20.41 E 2 5.6 ALBANIA
2005-07-10 13:10:11.0 42.44 N 19.77 E 5 5.2 ALBANIA
2004-11-23 02:26:15.7 40.39 N 20.48 E 20 5.2 ALBANIA

引用終了

 EMSCのデータが2004年の途中からですが、これしか有りません。
 部分日食は終わり、これと言った大きな地震は有りませんでしたが、前回の記事でも書いた通り、地殻やプレートの固着について鍵となる固着部分がこの期間のやや特異な引力によりどこかで外れた可能性と言うのはゼロはないわけで、今後、地震の連鎖や目立つ地震が起きると言う可能性についもゼロではないわけで油断は禁物、と言う事にしておいた方が良いのかと思われます。
 備え有れば憂い無し、です。


仕組みとアプローチ -  ロンボク島の地震 年間最大新月と部分日食が有った先月13日に固着を構成する鍵の一部が外れたのか

2018-08-11 01:19:33 | 地震 津波
 ロンボク島の地震ですが、今月5日に発生したM6.9の地震の件については既に記事にした通りです。
 この目立つ地震になる経緯を確認した所、EMSCでは次の通りでした。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes&min_mag=4®ion=LOMBOK+REGION%2C+INDONESIA&min_intens=0&max_intens=8&view=3

2018-07-28 22:47:37.4 8.34 S 116.48 E 10 6.4 LOMBOK REGION, INDONESIA
2018-07-13 05:36:49.0 8.98 S 116.22 E 79 4.1 LOMBOK REGION, INDONESIA
2018-07-01 06:00:16.0 8.64 S 116.15 E 109 4.5 LOMBOK REGION, INDONESIA
2018-03-30 16:10:44.2 8.97 S 116.83 E 122 4.6 LOMBOK REGION, INDONESIA
2018-03-11 02:06:22.0 8.92 S 116.02 E 89 4.1 LOMBOK REGION, INDONESIA
2018-02-01 22:02:41.4 8.28 S 116.67 E 24 4.2 LOMBOK REGION, INDONESIA

引用終了

 今年に入ってから先月28日のM6.4までロンボク島エリアで発生したM4以上の地震についてのデータです。
 これを見ると先月13日にM4.1が発生しているのがわかります。
 その前からもM4以上の地震は発生していたのですが、13日に発生したのはその前にあたる7月1日に発生した震源の深さ109kmから更に浅い79km、そしてその後7月28日に更に浅い10kmでM6.4の地震となりました。
 やはり7月13日の年間最大新月と部分日食で地殻かプレート境界の固着を構成していた鍵の少なくとも一部が外れたのではないでしょうか。
 因みに月齢は次の通りです。

 2018-07-28  15
 2018-07-13   0
 2018-07-01  17.3
 2018-03-30 12.6
 2018-03-11 23.2
 2018-02-01 15

何とこのデータの範囲では満月か新月とその前後(月齢で±2.5以内)で発生した6件中5件。
 そしてもう一つ注目なのが、先月13日だけが新月関連だった事です。
 「通常の新月では発震しないのが、年間最大新月と部分日食と言うトリガーで鍵となる固着が外れ、その為に後に次々と固着が外れてやがて大きな犠牲を生む大地震となった」、と言う可能性はゼロではないと考えています。
 これらの事から次のようなケースも少なからず有ると見ています。
 「大きなトリガーだからと言って、必ずしもその時に大きな地震となるとは限らない。そして更に、大きな地震にならなかったからと言ってその後の大きな地震に繋がらないとは限らない。」

仕組みとアプローチ -  明日の大きな新月と部分日食 そして地震トリガー

2018-08-10 22:10:42 | 地震 津波
 明日8月11日が年間最大新月に準じる大きな新月で有る事はこれまでの記事で何度か書いて来ました。
 では具体的にどの程度の大きさなのか、と言うのは次の資料が良く表しています。

引用開始(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%B3

一方、スーパームーンという用語は天文学界では用いられず、代わりに"perigee-syzygy"(近点惑星直列)や"perigee full/new moon"(近点満月/新月)という言葉が使われている[17]。「近点」は、月が軌道中で地球に最接近する点であり、「惑星直列」は、地球と月と太陽が一列に配置した状態で、満月及び新月の度ごとに生じる。従って、スーパームーンは、上記2つの組み合わせとみなせるが、毎回完全に一致する訳ではない。

スーパームーンは、グラフの最下部に最も近いマークされたポイント

引用終了

 図は直接御覧下さい。
 これで見ると年間最大新月は先月13日だったようです。
 今回はそれに準じる大きな新月であり、満月も含めた大きさから言えば年間で3番目あたりに位置します。
 これをスーパームーンと呼ぶべきかは考え方にもよるのでしょうが、3番目ともなると流石にスーパームーンとは言えないのかも知れない、と言う気もします。
 月の引力だけならこうした状況ですが、今回は先月同様、太陽と月と地球が直列に近くなると言う「部分日食」となる為、月の引力と太陽の引力が合わさったものは結構な大きさとなります。
 では太陽の引力がどれだけなのか、と言うと例えば、

引用開始(一部抜粋)

http://www.lowtem.hokudai.ac.jp/wwwod/~ohshima/yomimono-kaisetsu/tide.pdf#search=%27%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%81%AE%E5%BC%95%E5%8A%9B+%E6%9C%88%E3%81%AE%E5%BC%95%E5%8A%9B+%E6%AF%94%27

 今までは月の起潮力だけを考えてきたが、太陽によっても同様にして起潮力が働く。太陽は月より
もはるかに大きい質量を持っているが、遠くにあるためその起潮力の大きさは月の半分位になる。
(中略)
月のそれの0.46倍にしかならないことがわかる。また太陽の起潮力による平衡海面の干満差も 26.7 cm となり月によるそれの約半分となる。
月と太陽両方の起潮力に加え、地球の自転軸が傾いていることなどにより、半日だけでなく、一日、
さらに他の周期の潮汐成分も生ずることになる。

引用終了

 つまり「月の引力と太陽の引力がほぼ同方向に働いた場合、今年1月2日のスーパームーンの時より1.4倍以上の大きな引力が同方向に地球に働き、地球の海水面の変動は今年1月の時より大きく、地殻を含む地球の形自体を歪ませようとする力が大きい」、と言う事になります。
 さて明日やその後はどうなるでしょうか。
 明日に大した地震が発生しなくても、明日の新月と部分日食による引力の揺さぶりで、地殻やプレート境界の存在する鍵となる固着が外れ、その後に鍵が外れた扉のように境界面の固着が外れる、と言うパターンも可能性としてゼロではないと考えています。
 

仕組みとアプローチ -  台風13号 様々な要素とのタイミング そしてそろそろ北半球で目立つ地震比率が増える可能性

2018-08-09 12:59:49 | 地震 津波
 台風13号はこれから海上を東を含む方向に遠ざかりそうです。
 天気の方は、関東地方はそろそろ晴間が見えるエリアも出て来るかも知れませんが、予想では東北、北海道の多くのエリアでは11日迄雨天か曇天。12日から晴間が見えて来るようです。
 地震の要因は多要素から成るので「台風一過の地震晴れ」が再現するかどうかは定かでは有りませんが、台風通過と今月11日の年間最大に準じる大きな新月と部分日食(日本では見えません)がタイミング的に合ってしまいます。
 また以前に記事にした通り、前回の部分日食が有った先月13日にバヌアツでM6.4が発生し、またその前の7日にはケルマディック諸島エリアでM6.0の地震も有った事からどちらかと言えば要注意かと考えています。
 先月から発生したM6以上の地震はEMSCでは次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2018-08-05 11:46:37.3 8.32 S 116.46 E 33 6.9 LOMBOK REGION, INDONESIA
2018-07-28 22:47:37.4 8.34 S 116.48 E 10 6.4 LOMBOK REGION, 2018-07-28 17:07:23.9 7.16 S 122.70 E 593 6.0 FLORES SEA
2018-07-19 18:30:33.1 6.12 S 148.71 E 40 6.0 NEW BRITAIN REGION, P.N.G.
2018-07-15 01:57:19.9 13.96 N 51.71 E 20 6.0 GULF OF ADEN
2018-07-13 09:46:48.5 18.92 S 169.07 E 166 6.4 VANUATU
2018-07-07 21:33:49.2 30.71 S 177.94 W 40 6.0 KERMADEC ISLANDS, NEW ZEALAND
2018-07-06 01:40:08.0 51.57 N 157.87 E 80 6.1 NEAR EAST COAST OF KAMCHATKA

引用終了

 7月6日に発生したカムチャッカ沖での地震M6.1も気になります。
 それと先月から南半球の地震比率が多い状態が続いています。
 こうした傾向がいつまでも続くとは考えられないので、M6以上の地震がそろそろ北半球での比率が増えて来るかもしれないと考えています。
 
 

仕組みとアプローチ -  台風13号 速度が今度は落ちたようです

2018-08-09 01:05:51 | 地震 津波
 台風13号ですが今度は速度が落ちたようです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%8f%b0%e9%a2%a813%e5%8f%b7-%e3%81%95%e3%82%89%e3%81%ab%e9%80%9f%e5%ba%a6%e8%90%bd%e3%81%a8%e3%81%97%e3%81%a6%e5%bd%b1%e9%9f%bf%e9%95%b7%e5%bc%95%e3%81%8f/ar-BBLEimq#page=2

台風13号 さらに速度落として影響長引く
国内
2018/08/08 18:48

ノロノロ台風13号は午後6時現在、時速10キロとさらに速度を落としてきました。帰宅ラッシュとともに、関東では沿岸部を通る交通機関から影響が出始めています。このあと、さらに影響が大きくなりそうです。

引用終了

 速度が遅いとそれだけ満潮と台風による高潮や高波がタイミング的に重なるリスクが高くなるだけでなく、大雨や長雨のリスクも高くなります。
 長雨となるとそれだけ地震はどちらかと言えば発生しにくい期間が長くなるので地殻やプレート境界などのストレスはより貯まるケースが多くなります。
 そして台風通過が有る程度遅くなると、今月11日の大きな新月と部分日食が、タイミングとして台風後の晴間と重なる地域が多くなる可能性も出て来るわけで、なるべく東海上に抜けて欲しいと思っているのですが、速度の変化率が大きいので予想しにくい状況となっています。
 今後どうなるでしょうか。