仕組みとアプローチ － 秀吉のアリバイ工作を明智光秀らは見抜けなかったのかもしれない

　秀吉が毛利氏と和睦した件については、当時においてこれが密約だったと筆者が考えている事を当ブログで今年６月に何度か記事にしました。
　この和睦の際、備中高松城の城主、清水宗治の切腹が条件とされ実際に清水宗治は切腹したのですが、これも和睦が仮に公にされていたものならば何も清水宗治の切腹など必要ないはずなのです。
　一つの理由は城主一人の切腹と言え、和睦するなら毛利氏方の一部にでも恨みをかう事など秀吉には必要無い事が挙げられます。
　もう一つの理由は清水宗治の切腹を条件として交渉し、仮に交渉が長引いて時間がかかった場合、信長、信忠が討たれた事が毛利氏方に知れ渡るリスクが高くなり、秀吉に致命傷となりかねないからです。
　こんな大博打みたいなハイリスクの状況で和睦を進めるなどと言うのは、秀吉と毛利氏が既にグルで無い限りは有り得ない事ではないでしょうか。
　秀吉が毛利氏と和睦をしたと言うのはやはり当時「密約」だったはずであり、更にグル、つまり「共謀関係」だった、そしてそれを隠す為のアリバイ工作として清水宗治の切腹とその情報公開が有ったのだと考えています。
　秀吉が毛利氏と和睦を当時「密約」とし、清水宗治の切腹と言う「アリバイ工作」をすれば、仮に信長が生きていたとしても処罰、処刑は免れる事が確実になる事以外に他にも秀吉にはメリットが有ったと思われます。
　その一つは明智光秀を油断させる事。
　秀吉の目論見通り、明智光秀は秀吉がまだ毛利氏との戦いで手こずっているので畿内にはすぐに戻って来られないと勘違いして山崎の戦いに至る過程で対応が遅れました。
　もう一つは上記と同じ理由で織田家臣団のライバルである柴田勝家らを油断させて競り勝つのに有効となったようです。
　その後に有った山崎の戦い、清須会議、秀吉の政権掌握、毛利氏が五大老に入った事などがそれを証明しているかと思います。
　

仕組みとアプローチ － 東京オリンピックの各リスク対策と小中学校の冷暖房を兼ねた移設容易なスポット冷房ユニット

　東京オリンピックの猛暑や熱中症対策と小中学校の冷暖房対策を兼ねた移設容易なスポット冷房ユニットについてはこれまで記事にして来た通りです。
　仮に冷媒配管工事不要、仮設配線込みで１台１５万円程度でできる冷房出力のものを使った場合、１万台でも１５億円、１０万台でも１５０億円です。
　しかもオリンピック、パラリンピック以外の用途である小中学校用にフレキシブルダクトなどの利用で移設容易であり、学校の休み中など場合によっては災害時の避難所用などにも使えるのですからこの程度の金額ならリーズナブルかと思うのですがどうでしょう。
　仮設電源は絶縁トランスを介在させて地絡リスクを小さくし、或いは直流２４Ｖとかで動く防雨防水型スポット冷房ユニットとかにすれば、屋外利用時などの感電対策として適するものとなるかと考えています。
　

仕組みとアプローチ － 東京オリンピック 予備会場確保としての相互貸出（貸し貸し交換）

　前回の記事では「貸し貸し交換」つまり「相互貸出」の例として、都や国側の施設をテニス会場である有明テニスの森を挙げましたが、特にこれに限るものでは有りません。
　国や東京都の施設は他にも新国立競技場、味の素スタジアムなど多々有るわけで、例えば民間事業者である東京ドームや西部ドームその他と協議して自在に「相互貸出」する対象施設やその回数比、日程などをお互いの利益となるように決めて行けば良いかと思われます。
　対象競技となり得るものはテニスなどで屋外で予定されているもの、アーチェリー、陸上のジャンプ競技など多々有るのではないでしょうか。
　東京オリンピックでは猛暑、熱中症だけでなく、台風直撃などのリスクも有るわけで、荒天時にもより確実で良好な条件で競技の実施できる見込みと言うのが、選手だけでなく来日する観光客を「もてなす」要素と考えています。