毎日新聞夕刊(東京都内版)2006年10月3日(火)掲載のえ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/52/0f0c177c5c0b9ac43db2a22ef8f2b293.jpg)
ガード下の焼き鳥屋で、まず、ビールを一杯。
評論家の川本三郎さんは、普段の自分の生活圏とは違う下町をぶらっと訪ね、知り合いのいない居酒屋で一人で飲むのがいい。都会のよさは、匿名の個人になれること。一人でいる清々しさ。それを「清独」と名づけます。焼き鳥は、この「清独」に似合うと語ります。
初めて行く焼き鳥屋に入った時は、まず「つくね」を頼む。つくねの美味しい店なら、OKというわけです。ヒロク二さんと焼き鳥屋は、たまに行く。だけど、ヒロク二さんは、焼き鳥屋とか、居酒屋に行くと、店の人に仕事のじゃまなんじゃないかという程話かけるので、なんとなく気を使う。たぶん、一人でバーなんかに行っても、よくしゃべる「普通の人と違う人」として認識されてるのではと想像している。焼き鳥屋でのヒロク二さんは、ビールに皮とか、ヒップと脂っこいものが好き。わたしは、はさみにズリで日本酒を飲む。二人で、やっぱり絵の話をする。わたしは、そんな時間にいろいろ教えてもらっているんだろうね。そして、お酒で、ほろ酔いで帰宅する。だけど、ヒロク二さんは、また家でご飯を食べるのだ。これさえなければ、いい気分のままで眠りにつけるのに・・・。とご飯をよそい、あれこれ用意するのがいつもです。
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ガード下の焼き鳥屋で、まず、ビールを一杯。
評論家の川本三郎さんは、普段の自分の生活圏とは違う下町をぶらっと訪ね、知り合いのいない居酒屋で一人で飲むのがいい。都会のよさは、匿名の個人になれること。一人でいる清々しさ。それを「清独」と名づけます。焼き鳥は、この「清独」に似合うと語ります。
初めて行く焼き鳥屋に入った時は、まず「つくね」を頼む。つくねの美味しい店なら、OKというわけです。ヒロク二さんと焼き鳥屋は、たまに行く。だけど、ヒロク二さんは、焼き鳥屋とか、居酒屋に行くと、店の人に仕事のじゃまなんじゃないかという程話かけるので、なんとなく気を使う。たぶん、一人でバーなんかに行っても、よくしゃべる「普通の人と違う人」として認識されてるのではと想像している。焼き鳥屋でのヒロク二さんは、ビールに皮とか、ヒップと脂っこいものが好き。わたしは、はさみにズリで日本酒を飲む。二人で、やっぱり絵の話をする。わたしは、そんな時間にいろいろ教えてもらっているんだろうね。そして、お酒で、ほろ酔いで帰宅する。だけど、ヒロク二さんは、また家でご飯を食べるのだ。これさえなければ、いい気分のままで眠りにつけるのに・・・。とご飯をよそい、あれこれ用意するのがいつもです。