毎日新聞夕刊(東京都内版)2006年5月30日(火)掲載のえ
小豆がポロリ、ポロリと・・・。
女優の冨士真奈美さんが、子供の頃食べた手作りのみつ豆がとても懐かしく、今でも甘味処でみつ豆を食べるとにんまりすると云います。豆の塩見が甘みを引き立てる複雑な重なり具合が、日本の味の奥深さと。また、みつ豆の寒天は体によさそうで、すべての罪悪感を流してくれるような気がすると語ります。
ヒロク二さんとみつ豆を食べに近くの駅までいった。最近の喫茶店ではあまり置いていない。やはり甘味処に行くべきか?と思ったら、ほこりの積もったショーウインドウの片隅にみつ豆の見本があった。まず、参考にと写真を撮ったら、「こんな店で600円するみつ豆を食ってどうする!」と言われてやめた。確かにそこの紅茶は不味かった。リプトンの家庭用のティーバックの味がして、家で入れる紅茶の方がずっと美味しいのです。しかし、そのショーウインドウを見た二人は、頭の中にみつ豆の食器はグラスのようになったものと焼きついてしまった。缶詰のみつ豆とフルーツを買って、その食器を探すのに一苦労。自分の家の食器を探すのではなく、人の家にある食器を探すのだ。まず、近所の方。それから近くの友人。電話で友人宅のを探す。最後に買いに行く。という順番になっている。この時は、近くの友人。わざわざ向こうから家に寄ってくれて「それならありますよ。」となって、フルーツを盛り付けたみつ豆が出来上がった。サクランボも飾ったのに、ヒロク二さんは描いてくれなかった。ポイントはサクランボではなく、小豆だ。ポロポロと涙が落ちるように散っていく小豆とともに、罪悪感を流さなくては。そう、脂肪という罪に・・・。寒天はダイエットの見方かも。
しっかり、ご近所の力にも支えられている「しあわせ食堂」です。
小豆がポロリ、ポロリと・・・。
女優の冨士真奈美さんが、子供の頃食べた手作りのみつ豆がとても懐かしく、今でも甘味処でみつ豆を食べるとにんまりすると云います。豆の塩見が甘みを引き立てる複雑な重なり具合が、日本の味の奥深さと。また、みつ豆の寒天は体によさそうで、すべての罪悪感を流してくれるような気がすると語ります。
ヒロク二さんとみつ豆を食べに近くの駅までいった。最近の喫茶店ではあまり置いていない。やはり甘味処に行くべきか?と思ったら、ほこりの積もったショーウインドウの片隅にみつ豆の見本があった。まず、参考にと写真を撮ったら、「こんな店で600円するみつ豆を食ってどうする!」と言われてやめた。確かにそこの紅茶は不味かった。リプトンの家庭用のティーバックの味がして、家で入れる紅茶の方がずっと美味しいのです。しかし、そのショーウインドウを見た二人は、頭の中にみつ豆の食器はグラスのようになったものと焼きついてしまった。缶詰のみつ豆とフルーツを買って、その食器を探すのに一苦労。自分の家の食器を探すのではなく、人の家にある食器を探すのだ。まず、近所の方。それから近くの友人。電話で友人宅のを探す。最後に買いに行く。という順番になっている。この時は、近くの友人。わざわざ向こうから家に寄ってくれて「それならありますよ。」となって、フルーツを盛り付けたみつ豆が出来上がった。サクランボも飾ったのに、ヒロク二さんは描いてくれなかった。ポイントはサクランボではなく、小豆だ。ポロポロと涙が落ちるように散っていく小豆とともに、罪悪感を流さなくては。そう、脂肪という罪に・・・。寒天はダイエットの見方かも。
しっかり、ご近所の力にも支えられている「しあわせ食堂」です。