田中雄二の「映画の王様」

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チャドウィック・ボーズマン ジャッキー・ロビンソンとジェームス・ブラウンを演じた男

2020-08-29 17:00:13 | 映画いろいろ

 俳優のチャドウィック・ボーズマンが43歳の若さで亡くなったという。

 ボーズマンといえば、マーベルヒーロー『ブラックパンサー』シリーズで主人公を演じたことで有名だが、自分にとっては、『42~世界を変えた男~』(13)で黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンを、『ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~』(14)で大歌手のJBことジェームズ・ブラウンを演じたことの方が印象深い。ロビンソンとJBを完璧に演じ分けるなど、よほどの演技力と存在感がなければできはしないのだから。今後のさらなる活躍が期待されていただけに、本当に残念だ。

 くしくも、亡くなったのはコロナ禍で延期になっていた「ジャッキー・ロビンソン・デー」が行われた日だったという。

【映画コラム】『42~世界を変えた男~』ほか、伝記映画が目白押し
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/57923/2

【映画コラム】伝説の男がいまよみがえる 『ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~』
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1000322

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ビデオ通話で西部劇談議『帰らざる河』

2020-08-29 07:40:52 | 駅馬車の会 西部劇Zoomミーティング

 ビデオ通話の準備で、マリリン・モンロー主演の『帰らざる河』(54)を再見。改めて「River of No Return」(作詞ケン・ダービー、作曲ライオネル・ニューマン)はいい曲だと感じた。

 昔『MOVIE』という映画雑誌のマリリンの特集号で「マリリン・モンローと音楽」について書いたことがある。例えば、『王様と私』(56)のデボラ・カー、『ウエスト・サイド物語』(61)のナタリー・ウッド、『マイ・フェア・レディ』(64)のオードリー・ヘプバーンの歌は、皆「ハリウッドのゴースト・シンガー」と呼ばれたマーニ・ニクソンが吹き替えている。ところがマリリンは、この映画も含めて歌の吹き替えを一切されていない。これは、マリリンの歌は、彼女以外の声では考えられなかったということなのか。

 この映画の監督は、オーストリア出身のオットー・プレミンジャー。フリッツ・ラング、ダグラス・サーク、そしてこのプレミンジャーと、ヨーロッパからの亡命監督たちがこぞって西部劇を撮っているのが面白い。

 で、実はこの映画は、ロバート・ミッチャムの息子役(トミー・レティッグ)の成長物語、という見方もできる。最後に決着をつけるのも彼なのだし。

『帰らざる河』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/8f7d9ed77245b0f40c65524b4beb389c

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