田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

黒岩、大門…渡哲也逝く

2020-08-14 21:59:15 | 映画いろいろ

 日活の映画スターと言われていた頃の渡哲也については、ほとんど知らない。後付けで鈴木清順監督の『東京流れ者』(66)を見たぐらいだ。

 彼をはっきりと認知したのは、途中降板した大河ドラマ「勝海舟」(74)を除けば、「大都会」シリーズ(76~79)の黒岩と、それを発展させたような「西部警察」シリーズ(79~84)の大門だろう。だが、この時期は石原プロの経営を安定させるためにテレビ出演を続け、その結果、『事件』『皇帝のいない八月』(78)は弟の渡瀬恒彦が演じ、演技派としての基礎を固めた、という噂を聞いたことがある。真偽のほどは分からないが…。その渡瀬もすでに亡い。俳優としては、どちらが幸せだったのだろうか、などと思ってしまう。

 そのほか、ちょっと毛色の変わった「浮浪雲」(78)、大河ドラマ「秀吉」(96)の織田信長が印象に残っている。

渡哲也さん10日に死去。78歳 日活アクション映画、「西部警察」などで活躍
https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1237820

テーマ曲がかっこよかった「大都会PARTⅡ」
https://www.youtube.com/watch?v=zXb-GkTNbGs

大ヒットした「くちなしの花」よりも、「大都会PARTⅡ」のエンディングに流れる「ひとり」の方が好きだった。
https://www.youtube.com/watch?v=WeWMMzC5c2A

 

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『みをつくし料理帖』松本穂香にインタビュー

2020-08-14 07:47:32 | 仕事いろいろ

 当たり前だが、下がり眉ではなかった。落ち着いた口調でしっかりと質問に答える、チャーミングな感じがする女性だった。

 詳細は後ほど。

『みをつくし料理帖』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/5b18a64d5049eceae6957d985dd01525

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『さすらいのカウボーイ』

2020-08-14 06:35:12 | 映画いろいろ

『さすらいのカウボーイ』(71)(1977.6.11.)

 ピーター・フォンダが監督・主演した静かなニューシネマ西部劇。長年、放浪の旅を続けていたハリー(フォンダ)は、仲間のアーチ(ウォーレン・オーツ)と共に、妻子のいる家へ帰る。夫の突然の帰宅に戸惑う妻(ベルナ・ブルーム)のもとで、ハリーは使用人として働き、家族の信頼を取り戻していくが…。撮影監督は名手ビルモス・ジグモンド。詩情あふれる映像で、さすらう男と待つ女の悲しくも美しい姿を映し出す。

 この映画は、年上妻役のブルームが実にいい。この時期、彼女はクリント・イーストウッドの『荒野のストレンジャー』(72)の宿屋の主人役や、『バッジ373』(73)のロバート・デュバルの情婦役でも好演を見せた。いい意味で生活のにおいがする女が似合う。健在だろうか、と思って調べてみたら、昨年亡くなっていた。

ピーター・フォンダが亡くなった
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fb80ad1fc9181509223a45c2452dc57c

 

 

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