tarebon就活ポインター☆キャリアと人生の問題解決に役立ててね☆

キャリアと人生の問題解決にこのブログをお役立てください!

仕事は神々が見ているものだから!◆ドラッカーの言葉から

2010-03-05 22:56:34 | 日記
こんにちは

昨日のブログでは魔女の九九
紹介しました。

魔女を出したら神々も出さなきゃバランスが
とれないものですからご紹介しますね。


どちらも仕事に深く関係してくると思います。
ではいきますね。




◆神々が見ているーフェイディアスの話から


経営学のドラッカーの名著
「プロフェッショナルの条件」(上田惇生訳:ダイヤモンド社)
に紹介されている話で、私が好きな箇所です。


古代ギリシャの彫刻家フェイディアスは
アテネのパンテオンの彫刻を完成させました。

彫刻完成の請求書をみたアテネの会計官
がおどろいたことは

誰にも見えない彫像の背中部分の彫刻まで
細かく支払請求をしてきたのです。


支払いを拒否する会計官はフェイディアスに対し

「誰も見ていない部分の彫刻請求書は認められない!」


フェイディアスは

「誰も見ていないのではない!」
「その部分は神々が見ているじゃないか!」




ドラッカーはこの話を紹介したあと次のように述懐しています。
(以下「プロフェッショナルの条件」よりそのまま引用)


今日にいたるも、私は到底そのような域には達していない。
むしろ、神々に気づかれたくないことをたくさんしてきた。

しかし私は、神々しか見ていなくとも
完全を求めていかなければならないということを
そのとき以来、肝に銘じている。



◆プロフェッショナル意識と神々の視点


ドラッカーの述懐は、多分こういうだろうと思います。


誰もみていない部分にまで
心をこめて仕事をすることで

人間の視点よりもむしろ
神々からの視点によって

完全性を追求する姿勢こそ
プロフェッショナルの精神なのだ



経営学の分野に神々の存在を登場させた事は

ドラッカーのもう一つのメッセージが
その裏に隠されているように私は思うのです。


仕事とは神々が見ているものであるならば
仕事には神々が良しとする
「真・善・美」が含まれていなければならない。

そこですべての仕事は

善悪の基準
道徳の基準
倫理の基準

が含まれていないと「本物」ではない
ということになると思うのです。



◆夢や希望、願望は「神々の基準」に沿っているかどうか!


自己啓発や営業能力開発、成功法の本がたくさん出版されていて
ベストセラーになっているものもあります。


いろんな種類の本があるのですが
そのなかで私のお勧めする選別基準は


その本に書かれている
キャリアや人生の夢や希望、
願望の達成という成功の定義が

「人間から見て」都合が良いだけではなくて
むしろ
「神々から見て」どのように見えるのだろうか

という観点です。




「人間から見る」第一の視点と
「魔女から見る」第二の視点(3月4日ブログ参照ください)

そこにもう一つ
「神々から見る」第三の視点があれば


カメラの三脚のように安定した足場が組めます。

そこからはじめてステキな人生設計を描写できるもの
と私は考えていたりします。

いかがなものでしょう


それではまた