こんにちは
今日の東京は冬に逆戻りの寒さの中で
卒業式の袴スタイルの学生さんを大勢見かけました
就職難を象徴するような冷たい雨
の中でも
希望は捨てずに前に進みましょう!
さて昨日は
就職内定率などの統計調査データについて
「信用はほどほどに!」という内容を書きました。
その続きにもなりますが
いきます。
◆1968年に出た統計学の古典的な本です。
「統計でウソをつく法~数式を使わない統計学入門」
講談社ブルーバックス
ダレル・ハフ 著 高木秀玄 訳
1968年に出て以来、隠れたベストセラーです。
この本にはちょっと思い出があります。
私は文学部の出身なので経済学は全然勉強しませんでした。
大学を卒業する時、慶応出身で商社勤務の兄から
「おまえ、文学部出身なんて会社では使いものにならないぞ!」
と言われて
「せめてこれで勉強しなさーい!」
と渡された経済関係の本の中の一冊なのです。
取ってはみたものの、
しばらく全然読む気はしませんでした。
◆読んでびっくりの発見
数年後に転職して大学勤務になった時
就職データの分析業務をやることになって
そういえばこんな本あったよな~
と思い出して読み出したものです。
読んでびっくり。
読むのが遅すぎました。
早く知っていたら良かった世の中のカラクリです。
◆統計はウソをつくもの?
本に出てくる事例は古いので
今では時代遅れのたとえ話もありますが
この本の一番のポイントを一つあげると
調査統計はウソをつけるものである。
それを知っておけばウソを見つけられる。
という基本的なしくみであって
これこそ情報社会で必要なリテラシー(読み書き)
の古典だなと思ってます。
まだ本屋さんにはあると思います。
新書版なので1時間もあれば読めます。
読んでみてくださいませ♪
◆5つのポイントがあります

私のおすすめの圧巻は
ウソを見破る5つのポイントです。
その1)誰がそういっているのか?(統計の出所に注意せよ)
その2)どういう方法でわかったのか?(調査方法に注意せよ)
その3)足りないデータはないか?(隠されている資料に注意せよ)
その4)いっていることが違ってやしないか?(問題のすりかえに注意せよ)
その5)意味があるかしら?(どこかおかしくないか?)
統計だけじゃなくて、いろいろなものの見方にも応用できますね♪
今のような情報社会では
物事を分析するのに詳細なデータを瞬時に集められます。
そこから出てきた数値はいかにも正確なように思えます。
細かい数字、半端な数字、客観的なデータ。
それでも人間の判断処理が加わるとかならず
なにかおかしい部分もあるものです。
◆単純に信じたり疑うのではなく、「考える」訓練を
古い本でも役にたちます。
物事には原理や原則があるもので、そこから必要な判断を
下す訓練をしていけば、いたずらに世の中の
マスコミ報道に自分の生き方が左右されずに済みそうですよ。
単純に信じたり疑うのではなく、「考える」訓練を
ではまた

今日の東京は冬に逆戻りの寒さの中で
卒業式の袴スタイルの学生さんを大勢見かけました

就職難を象徴するような冷たい雨

希望は捨てずに前に進みましょう!
さて昨日は
就職内定率などの統計調査データについて
「信用はほどほどに!」という内容を書きました。
その続きにもなりますが
いきます。
◆1968年に出た統計学の古典的な本です。
「統計でウソをつく法~数式を使わない統計学入門」
講談社ブルーバックス
ダレル・ハフ 著 高木秀玄 訳
1968年に出て以来、隠れたベストセラーです。
この本にはちょっと思い出があります。
私は文学部の出身なので経済学は全然勉強しませんでした。
大学を卒業する時、慶応出身で商社勤務の兄から
「おまえ、文学部出身なんて会社では使いものにならないぞ!」
と言われて
「せめてこれで勉強しなさーい!」
と渡された経済関係の本の中の一冊なのです。
取ってはみたものの、
しばらく全然読む気はしませんでした。
◆読んでびっくりの発見
数年後に転職して大学勤務になった時
就職データの分析業務をやることになって
そういえばこんな本あったよな~

と思い出して読み出したものです。
読んでびっくり。
読むのが遅すぎました。
早く知っていたら良かった世の中のカラクリです。
◆統計はウソをつくもの?
本に出てくる事例は古いので
今では時代遅れのたとえ話もありますが
この本の一番のポイントを一つあげると
調査統計はウソをつけるものである。
それを知っておけばウソを見つけられる。
という基本的なしくみであって
これこそ情報社会で必要なリテラシー(読み書き)
の古典だなと思ってます。
まだ本屋さんにはあると思います。
新書版なので1時間もあれば読めます。
読んでみてくださいませ♪
◆5つのポイントがあります

私のおすすめの圧巻は
ウソを見破る5つのポイントです。
その1)誰がそういっているのか?(統計の出所に注意せよ)
その2)どういう方法でわかったのか?(調査方法に注意せよ)
その3)足りないデータはないか?(隠されている資料に注意せよ)
その4)いっていることが違ってやしないか?(問題のすりかえに注意せよ)
その5)意味があるかしら?(どこかおかしくないか?)
統計だけじゃなくて、いろいろなものの見方にも応用できますね♪
今のような情報社会では
物事を分析するのに詳細なデータを瞬時に集められます。
そこから出てきた数値はいかにも正確なように思えます。
細かい数字、半端な数字、客観的なデータ。
それでも人間の判断処理が加わるとかならず
なにかおかしい部分もあるものです。
◆単純に信じたり疑うのではなく、「考える」訓練を
古い本でも役にたちます。
物事には原理や原則があるもので、そこから必要な判断を
下す訓練をしていけば、いたずらに世の中の
マスコミ報道に自分の生き方が左右されずに済みそうですよ。
単純に信じたり疑うのではなく、「考える」訓練を

ではまた
