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公務員志望者へ◆役人と政治家の違いを学ぼう◆コンピュータVS制御

2011-06-01 15:09:48 | 日記
総理大臣ポストを巡るニュースが喧しいこのごろ。
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歴代総理大臣の中で
異彩を放った田中角栄から学ぼう。


公務員志望者(官庁・市役所など)は仕事における
政治家との関係を理解しておくといいかと思います。



◆役人は生きたコンピューターだ


※※※
彼は、役人をよく知っていた。

自分が組む相手が、どういう属性を持っているか。そのメリット、デメリットは何か。役人をどう使っていけば、給料の十倍も五十倍も働くか。どうすれば裏切らないか。

角栄さんは、〝役人は生きたコンピューターだ〟と、僕に言った。

(文中の僕とは、秘書の早坂茂三を指す)
※※※
小林吉弥「高橋是清と田中角栄」知恵の森文庫2002年から


官庁・公務員志望者は、覚えておこう。


〝生きたコンピューター〟の部品として
緻密に動くことが公務員の実務能力なのだという部分です。


同書からの引用が多くなりますが、次にいきます。


◆役人(公務員)の仕事能力


※※
役人には、はっきりした方向を示して、ガイドライン(指針)を正確に与えてやることだ。インプットする情報、数字、ファクトが間違っていなければ、コンピューターは正確に機能して、何万人分もの能力を一瞬のうちにやってのける。
※※
(前掲書から)


2011年の都知事選挙で落選した
有力候補者の一人、東国原英夫氏は

宮崎県知事時代によくテレビに出演し、県庁職員の仕事振りについて
「あれこれやりたいと相談したら、あっという間に計画案を作ってきてくれる」

と、驚きの表現でしゃべっていたのが記憶にあります。


行政のトップは
〝生きたコンピューター〟をどう使いこなすのか。

そこに今度は政治家の仕事能力が問われることになります。




◆限界と政治家の本領

※※

役人は自分の目線の高さでしか発想できない。
鳥瞰的というか、鳥になって空を飛んで、上から下を見る。そういう発想ができない。


役人の発想は、目の前にある現行の法体系の枠から抜け出ることができない。

※※
(前掲書から)

現行の法体系の枠から抜け出ることができない。
というのは

法律で決められたことの判断はできるが
決められていないものに判断はできない

ということです。


行政トップは往々にして
法律で決められていないものに
判断を下す能力が必要になります。




◆政治家タイプは現実を知り、ダイナミックな仕事をこなす。


※※

現実は絶え間なく動いている。変化している。
そして、今の法体系がそれに全然適合しなくなってきている。

これを状況に合わせて、あるいは先取りして改廃する、新規立法する、
そういうダイナミックスは官僚制度の中からは生まれない。

※※
(前掲書から)



公務員志望者の皆さんへ。

自分たちはまず優秀なコンピューターとしての
事務処理能力を磨こう。

前哨戦の公務員試験は「コンピューター適性試験」でもあるのだから。



それを見事に突破したならば



できれば最優秀の官僚・公務員として
今度は政治家が身につける能力を

意識して磨いていくのもいいと思うよ。

〝鳥になって空を飛んで、上から下を見る。そういう発想〟だ。



★★★鳥の目線で羽ばたこう★★

日本を支える公務員として
そして将来は公務員を束ねるリーダーとして

今からキャリアを目指していこう!


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ではまた。