昨夜連絡を頂いた女子学生さんの場合
複数の内定先から正式に1社決めたようです。
おめでとう
年明けに本格的な就活を開始して
6ヶ月目の今月は勝負月だよね。
6ヶ月というキーワードからインスパイアで書きます。
◆リンカン大統領の奴隷解放宣言
最近読んだ本に『6ヶ月』というキーワードを発見。
「リンカン~奴隷解放宣言(下巻)」
ドリス・カーンズ・グッドウイン/平岡緑訳
中央公論新社2011年
※※
終生リンカンは、ぎりぎりまで耐えて世論を掴むのに特別の妙技を発揮した。
「もし宣言を六ヶ月前に発布していたら、国民感情の支持を得ることはできなかった」
「一人の男が梨の木の熟するのが待ち遠しくて毎日のように梨の木を見上げている。
手順を無理強いしたら、果物と樹木の両方を駄目にしてしまう。しかし辛抱強く待てば、いずれ梨の実は熟して膝の上に落ちてくる!」
※※
(前掲書から)
この本はリンカンと大統領選挙を争ったライバルたちが
いかに一致団結(team of rivals)してアメリカの危機に
立ち向かったかという物語です。
本来の読みどころとは別の部分でしょうが
私は〝もしリン〟に注目したい。
「もしもリンカンが奴隷解放宣言を六ヶ月前に発布していたら、国民感情の支持を得ることはできなかった」
国民感情が宣言を受け入れてくれる〝熟成のタイミング〟を
ぎりぎりまで計算した政治的な判断能力がリンカンの才能だったわけだね。
◆〝もしリン〟の教訓
リンカンの言葉どおり
梨を手に入れるためには、梨が木から自然に落ちてくるように
熟する時期を待たなければならない。
熟する時期ということを就活でイメージしてみよう。
「採用条件を満たした能力」に自分が達しているかどうか?
「採用時期とタイミングがうまく一致」しているかどうか!
6ヶ月の熟成期間で一つの勝負を見定めてみよう。
タイミングは今だ。
◆熟するための〝会社研究〟期間
13年度の就活生(現3年生)に
ひとつだけ気がかりなことがあります。
※※※
13年卒生は、エントリー開始時期が、10月から12月へと繰り下がる。
採用時期に変化がなければ、企業理解を深める期間は2ヶ月短くなる。
倫理憲章により、「採用に直結するインターンシップ」が制限され、企業研究をする時間はさらに少なくなる。
※※※
週刊東洋経済2011.6.18号から
企業の採用活動が短期間に集中する分
就活生の〝実の熟する期間〟が短くなる。
準備は早めに、用意周到。
実が熟するにはどのくらいの期間が必要か?
実がうまく落ちる時期と
企業の採用活動のタイミングを
あわせるように逆算したスケジュールを立てよう。
★★今日からの新しい出発を★★
amebloのほうに書きましたが
今日は個人的な仕事の記念日でもあります。
今日からの1年間、そしてその半年の6ヶ月。
6月というきりの良い季節のタイミングに
いろいろな仕事や生活の準備をはじめてみよう!
じゃあまた。
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