日曜日に明治大学にお邪魔しました。
和泉キャンパスにそびえたつビルには明治大学のロゴ。
明大前のスタバのボードが
今日のブログの説明がわりだ
この日は受験生と逆の立場で
いろいろな手伝いをしてました。
就職やキャリアで資格試験にチャレンジする人たちに
メッセージを贈ります。
◆資格試験の勉強法は実務と別のスキルがある
知り合いに不動産業界で長く働いている人がいますが
なかなか宅建(宅地建物取引主任者)に合格できない。
理由を聞いて納得したのは
知識不足なのではない『別の理由』でした。
『微妙な問題に、ついひっかけられた!』
宅建などの資格試験の問題で一番多いパターンが
4つくらいの文章から
・正しいものを一つ選べ
・間違ったものを一つ選べ
という形式です。
◆『解法パターンの認識』という訓練は必要
〝実務をやっているから知識が抱負にある〟といっても
大勢の受験者がいる資格試験で問われる知識のなかに
〝試験を受けるための勉強=解法パターンを学んできたかどうか〟
という『試験のための学び』が要ります。
よく言われるたとえ話に
【0点】
テキストを一生懸命読んで勉強したのに
たまたま読んでいない箇所から全部設問が出て
点が取れなかった。
【100点】
ほとんど勉強していなくて
たまたま読んであった箇所から全部設問が出て
点が取れた。
努力の量よりも
結果論で評価されてしまうことは現実にあります。
◆要領を学ぶ『工夫の知恵』こそ評価点
結果論だけで割り切ってしまう意見では片手落ちなので
私は〝努力の価値も認めてあげたい〟と思う一人です。
【0点】の人の努力にも価値があります。
ただし【0点】の人が、その努力を【100点】に近づけるために
『工夫の知恵』も学んでおこう。
『工夫の知恵』というのは
社会人の仕事の段取りにも近いと思う。
就活でも使える考え方だよ。
◆8割カバーで合格という現実(100点満点主義は捨てよう)
真面目な学生の場合、素直な満点主義の子が多いようです。
全部勉強していい成績をとろうするタイプです。
資格試験を目指す場合は、社会人もそうですが
満点主義で取り組み始めると以外に失敗しやすい。
一般的な資格取得ならば、合格ラインを超えれば
例えば100点満点で70点以上合格なら
71点でも100点でも同じ合格証がもらえます。
勉強という努力の価値を現実的に高めるためには
創意工夫をくわえよう。
合格ラインを理解してその範囲を重点的に
試験勉強の範囲は8割カバーすれば大丈夫。
そして一番重要な箇所は実は2割。
(有名な『パレートの法則8:2』)
◆白雲なびく駿河台、ただ前へ
1881年(明治14年)に明治法律学校が誕生しました。
その日は1月17日。
私の誕生日も1月17日なので
明治大学にはご縁があります。
第二の母校だ。
(ホントの出身は青学なのだが)
明治には
『ただ前に進め』
というファイティング・スピリッツがあります。
※
明治大学ラグビー部の伝統精神でもある。
名将:北島忠治監督の臨終の言葉は『明治、前へ!』
★★就活生に★★
前に進もう。
ただし何も考えずに
がむしゃらに進むのではダメだよ。
前に進む愚直で真摯な努力には
知恵と工夫という現実の努力も忘れずに。
※※※
2011年6月12日(日)
18回目の結婚記念日に、明治大学のキャンパスで
仕事をすることになったのは
間違いなく妻の祖父である
明治大学K・R先生の霊前の導きであります。
※※※
多くの大学生に
このブログメッセージが就職の導きとなりますよう。
ではまた。