フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

空飛ぶ猫

2008-07-15 01:42:07 | Weblog
空飛ぶ猫と言う本を読まなくてはと思いつつ帰ってくると、屋根の上から『ニャ-』とウルーが挨拶をする。『やぁ、ただいま」と挨拶を返して「ウルー,今日はお外だったのかい?それともパンプに締め出されたの?「ニャーニャーと話してはくれるんだけどニャんとも分かりません。「おりておいで」というと屋根の先まできて塀に飛び移るのを躊躇している。この前までできてたじゃないか,早く降りろよ。といっても降りようとしない。「もういいよ、こっちが上に行くからと2階に上がって網戸を開けてやるとウルーが喜んで入ってきた。『おぬし,太ったな』これが原因か。メタボ予備軍だね。これでは,当分空飛ぶ猫は無理だな。「おまえね,あんまり太ると、猫は,ツチノコになるんだぞ」と脅してやった。それから、台所に下りていくとゴキブリが一匹ガラス戸に止まっていた。目があうと「ギク」っと身を震わせてどこかに消えた。面白いとはじめてごきぶりを思った。「やれうつな,蝿が手をする足をする」一茶の心境に近づいたのかな。
コメント
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