フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

昔、男ありけり

2008-07-30 20:00:54 | Weblog
伊勢物語を少しづつ読んでいる。作者不明、大勢いるらしい。いまでいう書き込みサイトかな?何となく繋がっているところが微妙だけど一話完結の話だよね。でも、答えが無い。あなたの好きなように解釈してと言うスタイル。B型の自分にはコタエラレマセン。
「君がため手折れる枝は、春ながら、かくこそ秋の紅葉しにけれ」と男が求めれば「いつの間に移ろふ色の着きぬらむ。君が里には春なかるらし」と女がちくりとやる。昔も今も原則として男と女は変わりがないと思っていたんですけど、最近、男を見て遠くからでは、女かどっちか分かりません。自分だけの現象かと思い同年代の友達に尋ねると大体が、同じ意見でした。男性の女性化は言われて久しいけどかくもこう体形が丸くなると後ろからでは区別つきません。昔、男ありき・・が別の意味でリアルに思えてくる。武器が無ければ戦えない体。古びてはいるけどゴツゴツしたおっさんを見るとなぜかホッとする。シミ、そばかす、日焼けに注意。血液サラサラ当たり前なんて言ってないで脳の血管がぶち切れるぐらい粘って生きてみろよとこの頃そう思う。昔男とは、精神が肉体をまとっているものだから。
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