フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

植物体内時計

2008-09-11 20:25:14 | Weblog
朝、犬の水を入れているとき、ふと庭の隅を見たら、今年も彼岸花がお彼岸の準備に忙しそうだった。不思議なことに毎年9月23日近くになると咲くんだ。植物体内時計というんだろうか。いつもは、花が咲いてから気づくんだけど今年は、芽が出た時に気づいてしまった。何かいいことあるのかな!?朝から気分がいいなと思ったら、ちゃんといいことがあった。図書館が中心だから、あまり頻繁には、本屋さんに行かないんだけど、今日、たまたま本屋さんに行ったら、これも、不思議なんだけど、いつもは行かないコーナーに惹かれて旅行の本がおいてある前に行ったら松本侑子さんの「赤毛のアンへの旅」と言う本が出ていて、とりあえず買っておこうと思って買い求めた。それから、最近凝っているアフォガートを食べに行ってすっかり、濃厚なアイスクリームとエスプレッソの香りに満足して幸せな気分で帰って来て、犬の散歩、猫の餌、パンプの食事なんかを済ませてその本を開いたら、副題が「秘められた愛と謎」というので、謎解きを少しやってくれてます。アーサー王の円卓の騎士サー ローンファールが、聖杯探索に出かける前夜の夢がマシュウがアンを迎えに行くところに引用されており深い示唆が隠されているという。つまりマシュウは、隣人愛の人でありローンファールだと暗示されているというのです。マシュウファンの自分にとっては、全く自分のイメージ通りの捉え方でうれしい限りでした。あの、聖杯伝説「ダヴィンチコード」よりずっとこちらにロマンを感じます。実は、アンの物語の中で一番好きなシーンは、駅からマシュ-がアンを馬車で連れて帰るあの道すがらなんです。あの時の、アンのおしゃべりは、最高だし、マシュウの心情も微笑ましく記憶するというかお手本にしているところです。ローンファールと言うのは、はじめて知りました。「自ら与えるものは、3人を養う。自分自身と隣人そしてキリスト」という教えがあるとのことですが、確かに、犬でも猫でも助けると本当は自分が助けられていると思うときがありますから、ましてや、アンのような子供を助けたマシュウやマリラは、自分自身がアンによって助けられていると実感したでしょうね。あの本は、主人公達の人間形成attitudial changeがとても面白いのですから、自分もchangeできるようマシュウのように生きていこうと改めて思いました。今日は、この本にであって良かった。良い日でした。
コメント
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