フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

reclaiming

2021-03-09 08:32:30 | Weblog
中学の時の同級生がコロナで死んだ。知ってる奴がコロナで亡くなったのは初めて。なんでも中等症で入院して2~3日で重症。ECMOを装着してたというが本人もわけが分からないうちに死んだとか。コロナに弱いお年頃のオレ達は他人事ではないなとあらためてコロナの恐ろしさを知る。既往症があったとかの詳しいことは分からないがテンでノー天気な同級生たちも肝を冷やしただろう。と思ってたらそうじゃないのが多かったりして。「バカは死ななきゃ治らない」とはこのことかと納得してしまう。まぁ落ち込むよりはましかと気を取り直すがお互い気をつけようというところで手打ちとなった。こんな病気で死んでしまうなんて本人も思ってなかっただろうな。それがコロナなんだよな。重篤化すると回復が難しいらしい。やっかいな病気だね。

何かを
取り戻すかのように
街の景色を描いた
水をたっぷりと使って
なるべく薄く広く遠く
あの時のあの街
覚えているかなぁ
なんて
言いながら
まだお前がいると思いながら
色をつけていく
不思議だね
ただ同級生だったというだけで
お前を
この絵のピースに
組み込んでいる
同級生ってそんなものかな
いや
自分たちが生きてきた時間を
共有した時代を
取り戻したいだけなのかもしれない
あの輝かしい
剥がれていく時間を
コメント (2)
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