みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

腰を落とすことについて

2006年08月09日 | ピアノ的雑感
メンデルスゾーンのピアノ協奏曲1番(オケパート)に苦労している。長くて、なかなか覚えられない。すらすら弾けるようにならない。でも、覚えにくいのにも、一つの法則性があることに気がついた。

それは、スタッカートが続く部分は覚えにくいということ。

スタッカートを弾く時は、手首を使って、わりと手が不安定な状態で弾いているのだけど、これは、スポーツでいう、腰が入っていない状態とそっくりだなぁ。自分の経験上、野球でも、卓球でも、相撲でも、あらゆるスポーツの基本は、腰を落とすこと。(日常生活でも、腰を落とさないと腰痛になっちゃう)ピアノもね、腰は落とせないけど、重心を低くして、安定して、しっかり打鍵しないとなぁと思った。

記憶力の最大の妨げはストレスという話はよく耳にするけれど、筋肉も安心した状態にすることで、記憶力が高まるんだろうな。安定した状態で弾くことで、動きもしっかり覚えることができる。

無理のない指使いで安定して弾けるというのは、ミスタッチを少なくする目的ばかりじゃなくて、早く覚えるという意味でも重要なんだろうな。

いろんな事象に共通する法則に気づくのは楽しいこと。

コメント (3)
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