みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

小山実稚恵さんリサイタル

2008年07月12日 | ピアノ
今日は小山実稚恵さんのリサイタルへ。
オール・ショパン・プログラムということで、馴染みのある曲が続く。
繊細にしっとりと歌い上げるノクターン、揺るぎなく確信に満ちたポロネーズ、ノリノリのワルツ・・・。
小山さんの生演奏は初めてだったけど、すっかり魅了されてしまった。

リリオのホールは、座席数300弱かな?こじんまりしてて、いいホールだなあ。繊細な音が、ぼやけることなく、くっきり聴こえて、とても、音の状態がとてもいい。

今回、左側の3列目で、小山さんの数メートル後の位置だったので、やっぱり、観察してしまう。腕が出てるドレスのおかげで、肩から、肘、手首、指先まで弾く様子がよく見渡せる。
自然に優美、しなやかな、手の動きは、それだけでも、芸術品のよう。自然力学の理に適った動作は美しいなあ。
肘の使い方が、脱力奏法の要諦だと思うのだけど、肘のほんの少しの動きが、腕の重みで自然に増幅されて、決然としたオクターブになるようなところ、なるほどなあと思う。あんなフォームでオクターブ弾けたらいいのに・・・。


それと、印象的だったのは、お辞儀をされる度、こぼれおちる可愛らしい笑顔。「ごめんなさい。ミスタッチしちゃったわ・・・。」とかの苦笑いもあったんだろうか???

リサイタルの後、もちろんサインを頂き、快く握手も交わして頂いた。小山さんの手は、演奏の印象とは違い、意外と、乾いた感じでした。

小山さんのリサイタル、また行こっ。ショパンも弾いてみたくなるなあ・・・。この先のリサイタルのパンフレットを見ていると、あれも行きたい、これも行きたいと思ってしまい、悩ましいぞ・・・。

ベスト・アルバム
小山実稚恵
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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コメント (6)
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