みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

妙高山、辛かったけど・・・

2011年08月09日 | 
この日は妙高山へ登山する。
妙高山は、標高2454メートル。新潟県の山。
期待に反して、とにかく暑かった。
風が無く、午前中はかなりの日差しがある。
朝7時から夕方4時まで、汗でビショビショにりながら歩いた。
修行僧のように・・・。
(実際、歩いてる時は、無心になってる時が多く、修行に近いかも・・・。)

今回、燕温泉からの周遊ルートを辿ったけど、復路の新燕道は、ところどころ、かなりの悪路。
(ぬかるみ、飛び出した木の根、岩・・・。ペースが上がらない・・・。)
花も少なかったっけ・・・。

しかし!

山頂では、11時頃と遅い時間だったけど、ガスに飲み込まれることなく、隣の火打や焼山は姿を見せてくれたし、
水切れで、喉がカラカラになってた時、黄金清水の湧き水は、それこそ五臓六腑に染み渡る、素晴らしい美味しさだったし、
コースの最後、黄金の湯(無料の露天風呂!)も有り難くてて気持ちよかったし、
その後、食べたオレンジのシャーベットも、大げさだけど、空前絶後の美味しさだったし、(下山した所に、温泉と売店があるのは、ポイント高し!)
と言うことで、辛かったけど、結果よければ全てよし。
いい山旅だった。

帰って、百名山をカウントしたら64座目だった。
毎年2座登れば、還暦で完登か・・・。
出不精の自分には、いい目標になるなあ。
百名山目標の山登りは、悪く言われることもあるけれども、
全国津々浦々の秘湯、秘境も訪ねられるし、普段から健康や体力維持にも気を遣うことになるし、そういうプラスの点は、つべこべ言わず、頂いてしまおうっと。功利主義者なのだ。

先日、深田久弥「日本百名山」を20年ぶりに読み返してみたけれど、超一級の紀行文だなあと感服。山への憧憬、思慕・・・、しきりに頷いてしまう。

こしの中山(名香山)と呼ばれただけあって、妙高山は越後の名山である。越後富士とも称せられる。越後のみならず、私は日本の名山だと思っている。その均整の取れた山容の気品と言い、ドッシリと安定した量感と言い、のびやかな裾野の雄大さと言い、名山としての名に恥じない。
(深田久弥「日本百名山」より)
コメント
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