みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

ひとり暮らし

2011年10月13日 | 近況

勉強するのが楽しくなってきた
秋の空 高く 澄み渡って丸い
輝いたままで 遠ざかる思い出に 敬礼をした
(井波陽子「ひとり暮らし」)

なんだか、今の季節にぴったり。
そして、確かに「ひとり暮らし」には「勉強」が似合うと思う。

ひとり暮らしの良いところは、何と言っても、誰に気兼ねすることなく、音を立てられること。
ピアノ、バイオリン、語学の音読・・・、なんでも、かんでも、いつでも、お気に召すままなのだ。
これは、素晴らしく恵まれている!ということに、はたと気付いた。

何と言っても"音"には不思議な力がある。
字面を追うだけでは、なかなか定着しないことも、音にして感じることで、不思議と身につくように思う。
受験の参考書も読むだけでは、全然頭に入らないことも、講習会で講師の声を音で感じることで、記憶に残る。
楽器も、上達の秘訣は思いっきり音を出すことだろうし。

同居人がいると、憚れて、自由自在の音出しは適わないはずで、
今のこの恵まれた環境、音を出せる(=勉強できる)環境を有効に活用せねば、罰が当たるというもの。
恐らくは「一人で、勉強せよ」という神の思し召しに違いない。
コメント
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