みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

神は与え、奪う。

2012年06月14日 | 雑記
遅ればせながら、1Q84読書中。
BOOK2の11章。青豆とさきがけリーダーの対決の場面に差し掛かり、面白くなってきた。

示唆に富む台詞が好きなのだ。

「すべての恩寵がそうであるように、人は受け取ったギフトの代価をどこかで払わなくてはならない。」

いわば、形而上学的プラマイゼロ、エネルギー保存則。
氏の作品の中で、今までにも何度となく目にしたような・・・。
この説は、かなり正しいと思うし、好き。

例えば、バイオリンが特別に上達したら、その落とし前をどこかでつけさせられることになる?
普通なら得られることが、得られなくなる?
神は与え、奪う。


「あまりにも簡単に物ごとが運びすぎている」

そうなのだ。そう簡単に物ごとが進むはずがない。
ビブラートに苦戦するぐらいのほうが、自然なのだ。
すいすい、習得できてしまったら、その分、将来、不幸がやってくる?

本と対話する今日この頃。
コメント (4)
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