みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

ゴッホとゴーギャン展

2017年02月24日 | 絵・写真・美術館
急に、休みをもらえることになり、気になっていたゴッホ・ゴーギャン展へ。
平日、昼前の美術館は、人・人・人!な感じではなくて、まあ、落ち着いて眺められる。

予想以上に、見応えがあった。
良さが分からない絵もあったけれども・・・。

ゴーギャンの緑色は、温かくて濃くて深かった。
あの緑色は、野生の?原始の発する緑?

ゴッホも、オリーブや麦畑、畝を描いた作品は、見入ってしまう。
あの独特のウネウネな筆致が、不思議な生命力を放っていた。
若い頃のあまり色彩があまり綺麗でないものは、今一つだけど・・・。

予想外の収穫は、シャヴァンヌとモンティセリ(←モンティセリという画家は初めて知りました!)。
ゴッホとゴーギャンに影響を与えた画家とのことで。
シャヴァンヌの「祈りを捧げる少女聖ジュヌヴィエーヴ」は、ほんとうに「人の慰めとなる絵」。
静かに心に響いてくる。
モンティセリの「井戸端の女」。これも、厚くて、濃くて、惹きつけられる。
モネの色彩も素晴らしかった!

全体、かなり、満足度の高い展覧会だった。

@愛知県美術館

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拝鈍!

2017年02月24日 | ライブ&コンサート
ゴッホとゴーギャンの展覧会の後、ハイドンの弦楽カルテットを聴く。
楽遊会(らくゆうかい)弦楽四重奏団。
目下、ハイドンのピアノソナタを練習中でもあり、
以前、聞いたことのある、チェロの鈴木秀美氏が楽長を務めているとのことだったので。

興味深く聴くことができた。
特に、ラストのエルデーディ四重奏曲集の第2曲「五度」。引き込まれた。

「五度」始まりが印象的な1楽章、親しみやすい。
「ミャ~オ」と猫が鳴くような4楽章も、面白い。あれはユニークだった。
好きな曲が増えた。
1stバイオリン若松夏美氏の音が、とてもよく歌われて、響いていた。

鈴木秀美氏の解説も興味深かった。
ハイドンの曲には、ジプシー・東欧系のモチーフが、いろいろと盛り込まれているんですね。
やはり、ハイドン・パパは、いろんなものを取り入れる柔軟な精神の持ち主だったのだな。
また、今日聞いた、プロシア四重奏曲、エルデーディ四重奏曲は、モーツァルトとの親交の賜物だとか・・・。興味深い。

練習中のハイドン、なんとか弾けるようにしたい!
ハイドンの温和なところ、ユーモアに、あやかりたい・・・。

こちらの四重奏団は、拝鈍亭で、活動されているとか・・・。

拝鈍!万歳!

@宗次ホール




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永青文庫の日本画展

2017年02月24日 | 絵・写真・美術館
ハイドンの後は、永青文庫の展覧会へ。
こちらも、近代日本画を代表する画家たちの作品が、いろいろ集まっていて、
贅沢な展覧会だった。

鏑木清方、菱田春草、上村松園、横山大観、竹内栖鳳・・・。
春草の「黒き猫」は、ようやく見ることができた。やはり素晴らしい!

松園はいいですね。
美人画に描かれた女性の、しなだれる感じ、曲線の美しさ、鬢やうなじの美しさは、見飽きない・・・。

と言うことで、有意義な一日だった。
(おしまい)

@名古屋市美術館



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