千葉にある、写実絵画を集めた珍しい美術館、ホキ美術館を訪ねた。
都心から離れていて、なかなか行けなかったけれど、ようやく実現。
率直な感想としては、どうも妙な気分になってしまった・・・と言うのが本当のところ。
本当によく描けている作品は、写真みたいだけど、よくよく見てみると写真じゃない。
この感覚が、常識を覆される感じで、どうも、しっくり来ない。
写実絵画のジレンマのようなものも感じる。
写実を極めれば、極めるほど、写真になってしまう。
普通の絵画には感じられる、奥行きが薄れて、平板になってしまう気もする。
モデルの選択も一層重要になるんだろか???
ものすごく制作に労力が必要だそうだが、それが報われない気もする。
どれだけ写実に徹しても、画家の個性がつきまとうのは興味深かった。
森本草介「休日」は、とても惹きつけられた。
やっぱり、静謐さが感じられる絵が好きなんだ。
落ち着いたセピアの色調の美しい女性像が多くて、製作者の女性美への憧れが、伝わってくる感じ。
個人的には、終わりの方で、思いがけず、大学時代、講義を聴いていたノーベル賞を受賞された野依先生の肖像画に対面することになり、びっくり。
なんだか直球勝負ではなく、巧妙な変化球を投げられた感じもする。
制約の多い写実の絵のおかげで、普通の絵の自由なこと(素直に心象が表現できること)を思わされた。
考えさせられる美術館だった。
建築もとてもユニークで、とてもゆったり、鑑賞しやすいように、設計されている。
館内の雰囲気も素晴らしかった。
@ホキ美術館
都心から離れていて、なかなか行けなかったけれど、ようやく実現。
率直な感想としては、どうも妙な気分になってしまった・・・と言うのが本当のところ。
本当によく描けている作品は、写真みたいだけど、よくよく見てみると写真じゃない。
この感覚が、常識を覆される感じで、どうも、しっくり来ない。
写実絵画のジレンマのようなものも感じる。
写実を極めれば、極めるほど、写真になってしまう。
普通の絵画には感じられる、奥行きが薄れて、平板になってしまう気もする。
モデルの選択も一層重要になるんだろか???
ものすごく制作に労力が必要だそうだが、それが報われない気もする。
どれだけ写実に徹しても、画家の個性がつきまとうのは興味深かった。
森本草介「休日」は、とても惹きつけられた。
やっぱり、静謐さが感じられる絵が好きなんだ。
落ち着いたセピアの色調の美しい女性像が多くて、製作者の女性美への憧れが、伝わってくる感じ。
個人的には、終わりの方で、思いがけず、大学時代、講義を聴いていたノーベル賞を受賞された野依先生の肖像画に対面することになり、びっくり。
なんだか直球勝負ではなく、巧妙な変化球を投げられた感じもする。
制約の多い写実の絵のおかげで、普通の絵の自由なこと(素直に心象が表現できること)を思わされた。
考えさせられる美術館だった。
建築もとてもユニークで、とてもゆったり、鑑賞しやすいように、設計されている。
館内の雰囲気も素晴らしかった。
@ホキ美術館