みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

瀬戸内芸術祭2019高松その1

2019年05月19日 | 絵・写真・美術館
大島を訪ねる前後に高松で時間があったので、高松港の作品も見て回る。


高松港は昨年の8月以来、数か月ぶり。馴染みの港になってきた。
天気予報のとおり、ちょっと天気は下降気味・・・。




やはり大槌島。


結局、翌日行くことになる、女木島。


大巻伸嗣/Liminal Air -core-
Liminalは、
《心理学》閾の、
〔光や音などを〕感知できるか否かの境目にある
の意味でした。


リン・シュンロン(林舜龍)/国境を越えて・海
遠くからだけど・・・。


ジュリアン・オピー/「銀行家、看護師、探偵、弁護士」
何事も一面から見るだけでは、分からないですね・・・。




本間純 / 待つ人 / 内海さん
確か、背景と同化する蛾や昆虫がいたと思うけれど、それのアート版。
見たい人だけには見える。






昨年、秋、妻有の松代でお見掛けしましたね。こちらにも見えてましたか・・・。




番外編
高い所が好きなので、サンポート高松の最上階へ。


ここに美味しそうなレストランもあったけれど、
自分だけのために、ここでレストランに入るのは、もったいない気がしたので、パス。


お気に入りのケーキもご馳走様でした。


この日のホテルも、当たりだった。
フロントの方が、10年に1回遭遇できるかどうかの美人な方だったのも、旅のいい思い出。
こういう不意打ちが時にはあるものだなあ・・・。


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瀬戸内芸術祭2019大島

2019年05月19日 | 絵・写真・美術館
次なる目的地は大島。


高松から連絡船(なぜか無料)に乗って、30分ほどです。

ここは、島内がハンセン病の療養施設・青松園になっていて、
島に隔離され、生涯を送られた方のことが思われ、単純にアートを楽しむ、という感じではない・・・。


山川冬樹/歩みきたりて
この作品の映像を見ていたら、
新作のリングワンデルングは、入場時間2分遅れてしまい、見逃してしまった・・・。
(山好きとしては、残念なことだった。)

幾つかの作品を鑑賞した後、島内を散策する。




裏からでは、なにかのオブジェみたいだけど・・・。


盲導線
車道の中央分離の線ではない。


盲導鈴(もうどうれい)
島内ずっと、「乙女の祈り」と「ふるさと」のオルゴールが流れていて、
それらが、重なっては離れて、安らかなような、明るいような、悲しいような複雑な感じ。


風の舞にて
心から、ご冥福をお祈りします。





ここの療養施設では、まだ何十人かの方々が暮らしているとのこと。
ハンセン病の療養施設は、芸術祭の会場でなければ、足を運びにくい施設。
2時間ほどの短い時間だったけれど、この島を実際、自分の足で歩いて回ってみて、ハンセン病にまつわる不幸な歴史を、今までよりは、少し身近に感じることができるようになったと思う。


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瀬戸内芸術祭2019沙弥島

2019年05月19日 | 絵・写真・美術館
瀬戸内芸術祭に行ってきました。
目的地は、春会期だけの沙弥島(しゃみしま)。
そして、訪ねたことない大島。翌日はノープラン・・・。(笑)
行ったことのない、小豆島に行きたいけど・・・。
始発の新幹線に乗って、9時過ぎには坂出に到着。坂出からはシャトルバスで沙弥島へ。

番の州の埋め立てによって陸続きになってしまって、船に乗るよりは、ちょっと興に欠けるかも・・・。


ターニャ・プレミンガー/階層・地層・層
小さな小山のこの作品。遠くから眺めると、子供騙しな!と思わなくもなかったけれど、
実際、ぐるぐる歩いてみると、工夫されている。
とにかく、ぐるぐる切られたスロープが、すぐ隣の瀬戸大橋とマッチする。


山好きとしては、開聞岳のぐるぐる登山道が懐かしかった。


五十嵐靖/そらあみ<島巡り>
自然はそれだけでも十分に美しい。
でも、あえて、この美しい浜辺に何かを加えるなら、こうなる。
瀬戸内の綺麗な景色を引き立てる、技ありな作品だなあと、つくづく感心する。
磯の美しい漣とハーモニーを奏でていた。
あと、やはり「そらみみ」を名乗る自分としては、「そらあみ」を訪ねないわけにはいかなかったのだ。





今、ピアノレッスンで取り組んでいるエオリアンハープのイメージと繋がるなあ・・・。




大岩オスカール/大岩島2
直径10数メートルありそうな、風船のドームの絵に包まれる。
こえびさんたちが空気が抜けないように、気を遣っていたのが、印象的。



蓮沼昌宏/12島と港の物語 回遊式アニメーション
回転式のパラパラ漫画って、ありそうでなくて、初めての体験だった。
鑑賞者の回転レバーの回し具合で、じわじわ進んだり、進み過ぎたり、その辺のムラのあるところが、人間味があって、面白い。
自分は、中断しまくりで、まるで自分のピアノ演奏のようだった。(笑)
最新のテクノロジーを駆使した映像作品とは真逆のアプローチだけど、
発想次第でローテクでも追求すべき世界はいろいろあるんじゃないかな?


ほんとうに、気持ちのいい日だった。


レオニート・チシコフ/月と塩をめぐる3つの作品
作品の1つは、ソルベーグの歌とともに、サンド・アート?のようなもので表現された空の映像が展開されていて、
移り行く雲の情景をこんなふうに表現できるんだと、とても感心する。


名前に「月」が含まれている自分としては、ついつい月に反応してしまう。

天の海に
雲の波立ち月の船
星の林に漕ぎ隠る見ゆ
(柿本人麻呂)


数年ぶりの沙弥島、だいぶん薄れていたけれど、改めて、いいところだった。

時間の関係で、作品の一部はパス。
東山魁夷の美術館もパス。
あと、神戸工科大学アートプロジェクトもパス。これはなぜ、芸術祭の1つに入ってないのかな?
ガイド本にはバスの時刻だけ出ていて、意味不明だったけれど、現地に行って、ようやく分かった。
丸一日あればなあ・・・。

芸術祭期間中の休日にアートを訪ねるのは初めてだったので、恐ろしく混んでいたら、どうしようと?戦々恐々としていたけれど、
沙弥島に関しては、万葉会館の作品だけが5~10分ほど待ったと思うけれど、他は、待ち時間なしで、常識的な混雑具合だった。
坂出からのシャトルバスも、バスの30分前には着いたので、着席できてしまう。
乗れない人もいて、バスは大混雑だったけれど・・・。
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