みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

愛知トリエンナーレ2019 その2

2019年10月08日 | 絵・写真・美術館
クリムト展の後、豊田会場の作品を見学。
歴史、社会問題など幅広い知識がないと、意味が分からない作品、予備知識のない人や、一見さんはお断り?な作品もあったような・・・。。
ピンと来る作品は少ない感じだったけど、天気のいい日に、時間や心に余裕があって、ゆっくり熟考して見られたら、印象も違ったかな・・・。


スタジオ・ドリフト/Shylight
この作品は、素直に楽しめた。
シンプルな仕組みだったけれど、空中に浮かぶクラゲのようだった。
不思議に惹き込まれて、見入ってしまった。
豊田会場では、個人的にはこの作品が一等賞。


アンナ・フラチョヴァー/アセンション・マーク I
この作品も、とても印象的だった。
チェコと言う国の一端を垣間見た。


小田原のどか/↓
この作品を見る前に、はじめ、駅の広場で、彫刻の台座に登らされて、作品の全く意味が分からなかった。
この標識作品も、正直、意味が分からなかった。
会場で渡された、かなり長文の解説を自宅で読んで、ようやく、そういうことだったんだと、謎が解けた。
公共彫刻の変遷など、今まで考えたこともなかったので、興味深かった。

この作品の制作者の小田原のどかさんの、表現の不自由展の騒動に関する考察は、深くて興味深かった。
右翼が騒いだことで、天皇の肖像が大量に燃やされる歴史があったとは、なんという皮肉・・・。

私たちは何を学べるのか? 小田原のどか評「表現の不自由展・その後」
https://bijutsutecho.com/magazine/insight/20426

背景や経緯を知らずして、表面的に見えていることだけで、意見をもったり、感情的になったりしたくないなあ。

@豊田市美術館+駅周辺
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