みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

腰を落とすことについて

2006年08月09日 | ピアノ的雑感
メンデルスゾーンのピアノ協奏曲1番(オケパート)に苦労している。長くて、なかなか覚えられない。すらすら弾けるようにならない。でも、覚えにくいのにも、一つの法則性があることに気がついた。

それは、スタッカートが続く部分は覚えにくいということ。

スタッカートを弾く時は、手首を使って、わりと手が不安定な状態で弾いているのだけど、これは、スポーツでいう、腰が入っていない状態とそっくりだなぁ。自分の経験上、野球でも、卓球でも、相撲でも、あらゆるスポーツの基本は、腰を落とすこと。(日常生活でも、腰を落とさないと腰痛になっちゃう)ピアノもね、腰は落とせないけど、重心を低くして、安定して、しっかり打鍵しないとなぁと思った。

記憶力の最大の妨げはストレスという話はよく耳にするけれど、筋肉も安心した状態にすることで、記憶力が高まるんだろうな。安定した状態で弾くことで、動きもしっかり覚えることができる。

無理のない指使いで安定して弾けるというのは、ミスタッチを少なくする目的ばかりじゃなくて、早く覚えるという意味でも重要なんだろうな。

いろんな事象に共通する法則に気づくのは楽しいこと。

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3 コメント

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指使いは大切だと。。 (Daisy)
2006-08-10 14:34:07
ひしひし感じてます。コルトー狂としましては、指番号にこだわらなければならない部分です。若しくは自分で一番弾きやすい状態を作るか。

いつも癖なのか左肩があがってしまい、気が付けば異常に力が入りすぎてしまうのですよ。。感情を込めるのはいいけれど、夢中になってしまうのですね。



ノクターンは是非ワイゼンベルグ聞いてみてください。源氏物語で例えるなんて、そらみみさんなかなか粋な考えです。

しかしながら毎回強引な個人的趣味を押し付けて大変申し訳ありません(笑)
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 (una)
2006-08-10 21:43:39
腰はやっぱり字のごとく要(かなめ)なのですね

歌の先生も言ってました

キャベツを刻む料理人でさえ

腰で切っているのだぞ!と申しておりました

殺人的な多忙から少しは開放されましたか?

久しぶりにブログが読めてヨカッタです



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ありがとう (そらみみ)
2006-08-12 00:35:37
Daisyさん、ありがとう。

コルトー狂なんですか?

ワルツ遺作では、コルトー版に出てる練習法をかなりやったのですが・・・。

さぁ、成果のほどは・・・。

すぐ力が入るのは自分も同じで、気ばかりはやって、肝心の音はスカというのが

僕の最近のスケルツォ2番のパターン・・・。



ワイゼンベルク、メモっておきます。

僕のノクターンはピレシュが先生です。





unaさん

そうですよね。何事もこしはかなめ。

最近は10時にあがって、11時前には帰宅というパターンで

前に比べれば、とても楽です。

ピアノも弾けるようになったし、ブログも復活です。



いつも見てもらってて、本当に感謝です。
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