tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

平泉寺の「おきな苔」見ごろ。

2010年07月20日 | ウォーキングの楽しみ
ウォーキングの7月例会、勝山市の名所「平泉寺白山神社」への
8000歩のウォークでした。

朝から30度を越す真夏日。
それでも杉木立内の「神社とおきな苔」には癒されました。




なんと言っても、この平泉寺神社では
「梅雨のころの苔」が一番綺麗です。
この神社での苔の種類は約200種類。
セン類と呼ばれる「こすぎ苔」「おおすぎ苔」「ひのきごけ」などが多く、
また、タイ類と呼ばれる「ぜに苔」「じゃ苔」などがあります。
中でも、今回紹介できた、厚い「段通」のように苔「おきな苔」。
他の地区でもあるのか知りませんが、
ここからどのように移植しても、他では育たないといわれています。






このお寺(勝山市)実は「神社」なのです。
明治元年、廃仏毀釈により神仏習合であったお寺が、
今は俗称「平泉寺」
と呼ばれていますが、正しくは「白山神社」なのです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%B3%89%E5%AF%BA%E7%99%BD%E5%B1%B1%E7%A5%9E%E7%A4%BE
創建は養老元年(717年)、古代から中世後期、
白山信仰の拠点としての一大仏教勢力。
最盛期には、48社・36堂・6000坊院そして、寺領地9万石・9万貫であった、
この規模は現在の勝山市の3倍もの区域。この中に3000もの僧兵がいて、比叡山の僧兵と戦いを続けていたものです。
1574年、この地に多かった一向宗の一揆に破れ、全山焼滅。
平成元年から発掘調査が続けられた結果、寺院境内は、東西1.2km・南北1.0km
もあり、その勢力と繁栄がうかがい知れます。
1300年も昔の話とはいえ、今では想像もつかないものであったと
思われる大ロマン。



今の境内も結構広いものですが、なんと言っても「自然の苔」の
広大さと美しさは、京都の苔寺の比ではありません。


コメント
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