過日来、幾回もの仏事「報恩講(ほんこさん)」のお参り。
一年の最後の季節となり仏事としての「お礼」行事が行われます。
浄土真宗では「報恩講」、曹洞宗では「開山忌」
それぞれの場所(寺院や各家)での行事となります。
我が家は浄土真宗、大谷派(東本願寺)。
昨日、菩提寺の住職と役僧氏を自宅にお迎えしての法要となりました。
座敷の設えは、祖父が蘭領ボルネオ(現在のインドネシア、東カリマノンタン)
でのゴム園栽培のため洋行する時に書いて頂いた「壮行図」です。
この祖父、心ざし半ば、僅か38歳で熱病により現地客死。
祥月命日でもあり、この日を「我が家の報恩講」の日と決めています。
気がつかれましたか報恩講は、本来「祝い事」でもあり「赤色ろうそく」を使います。
我が家の「年中行事の一つ」無事終える事が出来ホットしています。
昭和30年代には、お餅をつき、折箱のお土産を作り、
来宅の菩提寺様、酒食でもてなす行事でした、
今の住職様の祖父の時代、他家では同じ精進料理、
我が家ではなぜか祖母がお刺身など出すものですから、ゆっくり楽しまれ、
酔っぱらって、座敷で横にならせてもらうと・・・・。
のんびりしたものでしたが、我が家では大ごとでもありました。
今は、お布施と歳末のお歳暮(お金包)をお渡しするだけで、
次の檀家へ回られ、簡素化になっています。