
受講者のうち半数ちかくの人が「マウス」に触るのは初めて、不安半ば予定外のマウスの掴み方や操作説明からその講座は始まった。
ペイントを使って思い思いの作画が始まった。クリックやドラッグ、塗りつぶしなどのたびに初体験らしい喜んだり驚いたりの声が出始めるころ、やっと肩の力が抜けはじめ絵らしい形が見えた。
サポートスッタフの支援もあったが、受講者の「手にあせ握る」マウス操作のかいあって個性的な絵が完成し画面を飾った。受講者は婦人会の皆さん、画面を見ながら遠慮ない批評が交わされ和気あいあいとした講座だった。
プリントをからエコバックへの貼り付けはスッタフが担当した。完成のたびに見える笑顔は実年齢を幾年か後戻りされたように見えた。
パソコンの楽しさを知ってもらいながら何かを作ってみよ、今回は社会問題化しているゴミ減量策の1つとしてのエコバック作りに挑戦してもらった。婦人会員皆さんの関心は高く定員を超える受講者だった。
作品を一同に並べると反省点を口にされる受講者も、次回講座もリピーターになってもらえる確信を持った。記念撮影をして講座を終わった。
世の中で1枚しかないエコバック、山間部の小さな町の中で人目を引くかもしれないなどと思いながら紅葉の残る山道を降りた。
(写真:素敵なエコバック作品の1部)