
風邪気味からようやく脱け出せそうだ。風邪気味、生姜湯を飲んで早めに寝る。汗をかいたら夜中に着替える。それからひと寝入り。朝には風邪は消滅している。という若いころもあったのだが、このころは少し持ちが良くなったような気がする。
各地で例年にない早さで発生しているインフルエンザ、この冬は大流行の兆があると報じられている。高熱への特効薬といわれたタミフルは10代の患者に対しては引き続き使用が中止されると決まった。次の対応薬があるのだろうか。恐ろしい肺炎にならないよう注意したい。
今、この街は米空母艦載機の移駐賛否で2分という肺炎に患っている。当市の米海兵隊基地は、米空母艦載機の移駐により極東で最大規模の軍事基地となることが政府間で決まっている。当市に相談もなく一方的に決められた機能強化に反対する現市長は賛成派の候補を大差で押さえ当選した。
移駐に賛成しない市には約束済みの交付金、それも1部交付済みであっても残りのそれを交付しないという国の一方的な約束反故が病原になっている。交付の対象は沖縄の基地負担軽減策を受け入れた協力に対し国が約束したことだった。
市長は民意の再確認ということで辞職、混乱する市政へのカンフル注射として市長選挙への道を選んだ。移駐容認の市議も望んでいたことでもあり選挙に大きな混乱はないだろう。
冬の晴れ間の青空。風は少し冷たいが大きな柿木は幾つかの実を残していた。見上げると細い小さな枝も青空へ伸びるように見える。末端まで届くよう目には見えないけれど幹はその務めを達していることが分かる。人に例えれば血の通った気配りに思えた。
国の都合、それも別の理由を一方的に作り約束反故という策をとり、60年余続いている地方の小さな基地の町を混乱に陥れた。青空に延びる小さな枝は寒風にさらされても幹からの暖かいエネルギーが注がれて幸せなんだと感じた。
(写真:細い枝も丈夫な幹に支えられ揺れている)