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日々のことを徒然に

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劣化

2007年12月04日 | 生活・ニュース


門扉の取っ手が少しガタガタする。見ると1本のビスが緩んでいた。この程度の補修は簡単に出来た。ほかのビスも増し締めし完了、数分と掛からなかった。これが人の身なら整形外科に駆け込んだだろう。

門扉は建ってから10数年。開閉のたび無意識に操作しているから多少のことは起こっても不思議ではない。検査とまでは言わないが時にはチェックすることの大切さを感じた。勤めていた化学会社では定期的に装置を全停止して点検・保守・補修が義務付けられていた。

作られたものは年々その品質が劣っていく。これは経年劣化といい避けられない現象である。神の創り賜うた人も例外ではない。今は医療の進歩がこうした劣化を防いだりその部分を取り除いたりして人としての営みを永らえている。

また、人の皮膚から万能細胞の1種といわれる「人工多能性幹細胞」といものが日本で作製され、これの医学への応用により痛んだ臓器を蘇らせることも可能になるという。人の体験する四苦、生・老・病・死はいつか人工的に解消される、と思うのは先走りすぎだろうか。

定年後も毎日の食事は1度も欠かしたことがない。これといった患いもなく過ごしているが、経年劣化は感じている。意識して身体に無理が掛からないように気をつけている。最も進んだ劣化は頭髪が変化したことでこれは覆い隠せない。

小さなビス1本でも抜け落ちればそのものは用を足さなくなる。自分の身体も時には点検し劣化の進行を防止したい。とりあえず誕生月検診の受診とメタボ症候群にならないよう万歩計をチェックしていこう。

(写真:ビスの緩んでいた取っ手)
コメント (4)
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