
4ヵ月隔週で合計32時間、ある婦人会の要請を受けパソコン講座を担当した。パソコン仲間のHさんと毎回往復80㌔の距離を通った。残暑厳しいころから暖房でフロントガラスの曇る季節代わりを楽しんだ。
この地区はIT基盤の遅れている地域だが、1年前のパソコン講座で皆さんの熱意は承知していた。梅雨の初めころ講座の要請を受けようやく完了した。
このたびは集中講義でなく、皆さんの知りたいことやってみたいこと困っていることなど、受講者個人のニーズに合わせた内容を個人指導方式で行った。
3回目辺りから質問や疑問が多くなった。回答したり復習したりと出された内容により一緒に考えたり意見交換などしながら講座を展開した。意欲の高まりは怖いものであるときは質問先行で講座内容をリードする場面もあった。
些細な1例。
表作成で必要事項の記入を終えた。「何にかおかしい、表が左に寄りすぎている、不細工だ」と中央揃え手順操作の前に疑問が出た。パソコン慣れしない人にとっては悩みであり、指導する側には理解を得る種になる。
こんな質問もあった。会の資料作成を試みているが、ここのところが出来ない、と具体的な質問があった。講座の内容が活用されている実感に思わず喜び、実践があって身に付くことをあらためて認識した。
自作の年賀状や地域行事のチラシ作成など形に残るものを仕上げて講座を終えた。講座を継続して欲しいとの要請を受けた。喜んでもらえたとのだと同僚と喜んだ。
帰り道はハンドルが軽かった。
(写真:なごやかなそうに見える講座の1コマ)