
気象台の観測地点では雨量が記録されていないのに、そのすぐそばの町では雨が降り、排水溝へ流れこめない雨水が川のように道路を流れていく。これをゲリラ豪雨と解説はいう。そして、上空に怪しい雲がひと固まりある時は注意を、と教えてくれる。
ゲリラ豪雨を聞いて思い出したことがある。出張先で大きな雨音に驚き窓を開けた。右側だけ雨が降っている。「夕立は馬の背を分ける」という話を実感したことがある。ゲリラ豪雨はこれを上回る規模なのだろう。
「前線や低気圧、台風などに伴う集中豪雨に比べると、ゲリラ豪雨は事前に予測することが難しい」というのが専門家の話し。昨年、バケツをひっくり返したような雨の様子、川が空から地面へ向かって流れる、そんな写真を見た記憶がある。
今年は梅雨明けが早く、各所に雨になれなかった湿気が残っているそうだ。夏の気温になるにつれ、この湿気が上昇し上空の寒気と衝突しゲリラ豪雨になる可能性が高いという。説明を聞けばそうかと思うが、ゲリラはどんなものでも願い下げたい。気をつけましょう。
台風6号が荒れているが、「なでしこの爽やかな風」は全ての日本人にやる気を起こし、世界からは賞賛の声が届けられている。大和撫子でなく世界のなでしこ、そう願って大和をジャパンに変えたという命名の裏話。今度はオリンピック予選、またいい風を吹かせてほしい。
(写真:この雲を撮ったあと少しだけお湿りがあった)