日々のことを徒然に

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それに徹する

2011年07月05日 | 生活・ニュース
           

スポーツ紙でなくてもイチロー選手の「オールスター出場出ならず」に紙面を割いている。今年はスポーツニュースでもあまり取り上げられなかったイチロー選手。11年目、芳しくない戦績に対しフアンは同情しなかった。

このイチロー選手を世に出したのは当時、近鉄の新井宏昌打撃コーチという。92年、新井コーチはオープン戦で打ちまくった鈴木一朗外野手を「イチローっていう名前にして売り出したら」と仰木監督に提案、「それはいい」と監督が同調した、という。

新井はPL学園在学中、近鉄にドラフト9位指名されたが、誰も挨拶に来ることなく自然消滅、法大に進んだ。大学全日本のメンバーになっても、誰もが小柄ということでプロには向かないとした。「そんなことはない、ミートが抜群。タイミングの取り方も並じゃない」と高く評価したのが、南海・野村克也監督兼任捕手だった。75年2位指名で南海へ入団した。86年近鉄に移籍、92年に引退。

通算打率0.291、通算安打2,308本なのに本塁打は88本。首位打者1回、同2位が2回ある。犠打300本はすごい記録だそうだ。その新井は脇役に徹してきたという。王や長嶋さんとは違うと「花束」を受け取ることを固辞したことがあったという。そんな新井は主役の道を進んできた今年のイチローへどんな言葉をかけるのだろうか。

(写真:挿したトマトの脇芽から花が咲き始めた、実になるか)
コメント (2)
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