青空駐車場に30分ほど止めていた。午後の強い日差しのもと、車へ戻った時の車内の暑さの予測はしていたが、その通り暑いといういうより熱いという方が似合っていた。車の温度計は37度、締め切った車内は蒸し風呂状態。
暑さを避けているのか通りの人もまばら。このところの凌ぎやすかった数日が嘘のような日ざしだ。節電モードになっているのだろうが、それでも施設のドアを入ると生き返る。自然から離れた生活環境のへ慣らされた自分を思い知る。
横断しようとする男の子2人に車を止めて譲った。渡り終わって大きいほうの子がちょこっと頭を下げてくれた。手を挙げて答えた。何でもないことが嬉しい。昆虫網を持っている2人は路地の奥へ駆けていった。兄弟だろうか。昔の夏の子どもの姿を見たようで懐かしかった。駆けて行った先で何を獲っただろうか。
公園の噴水だけが元気に見えた暑い日だった。
(写真:暑いときは水の中が1番)