日々のことを徒然に

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47RONIN

2013年12月14日 | 生活・ニュース


 作品名が意味するのは赤穂四十七士。「忠臣蔵」に大胆に手を入れ、新たなストーリーに仕立てた「新・忠臣蔵」と言える作品だ。時は、忠臣蔵と同じ将軍綱吉の時代。西洋人的な顔立ちなどから幼い頃、住民から不吉がられていたカイは、ある日、領主である浅野内匠頭に命を救われ、またその娘と恋におち、浅野家への忠義を心に誓う。これは映画「47RONIN」紹介の書き出し。大きな違和感を感じながら読んだ。

 綱吉と吉良上野介が赤穂を訪れていたある晩、浅野は、吉良家につかえる妖女の妖術に惑わされ、吉良を切りつける。ハりウッドで作った映画というが、ここまで読んで、紹介文の続きを読むことをやめた。映画評をネット検索すると「ダメ作品」の指摘が圧倒的、ただ、大石内蔵助たちの忠義は描かれていて、ホッとしたという救いもある。

 今日は忠臣蔵討ち入りの日。祖母は忠臣蔵が大好きだったが、孫の私が12年前に50回忌の法要を済ませた。47士の名前はもちろん、それぞれの武士の活躍を覚えていた。それらは、新聞小説忠臣蔵の切り抜きとラジオの浪曲などでから暗記したとしか思えない。子どもの頃その話をよく聞かされたが話のほとんどを覚えていない。それでも、吉良が悪くて浅野が気の毒、いつの間にか忠臣蔵のイメージができていた。

 今なら忠臣蔵を豊富な映像で思う存分楽しめるだろうが、祖母の時代にはTVもなかった。そんな祖母が「47RONIN」を観たらなんというだろうか。かなり武家風を尊ぶ祖母だったから間違いなく怒るだろう。そう思うとおかしくもありまた寂しい気もする。ハリウッド化された忠臣蔵、内匠頭はどう観られただろう。
コメント
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