
久しぶりに何度も利用したことのある高速道SAに立ち寄ったのは、ウイクデーの夕食には少し早く、3時のお茶には少し遅い、そんな中途半端な時間帯だった。これほど客の少ないのは珍しい。客は店内にちらほらで店員さんものんびり。私ら4人連れの客にも「いらっしゃいませ」といつになく大きな声に、こちらが戸惑う。
来年4月からは高速道料金が変わる。ETC装着車は全体的には値下げされるようだが、時間帯などの変更には注意が必要とか。そんなことを思い出しながら助手席で気楽な一日を過ごした帰りのSA、最近改修されたのかきれいになってる。特に目についた変化は駐車場で、障がい者用スペースの充実だった。
建屋に近い中央付近にいくつも設けられている。そして、そこに記された車椅子マークの巨大さと鮮やかさに「これならよくわかる」と1人納得しながら店内にはいった。一休みして戻ろうかと出口へ向かうとき、入れ替わるように数人の若者が入ってきた。外に出ると、建屋に一番近い車椅子マークのスペースに高座席の四輪駆動の車1台が駐車している。障がい者マークはついていない。入れ違いになった若者グループの車と思う。
せっかくの心くばりされたスペース、そこが何を意味するかは車を運転する者の常識だ。他にスペースがないならわからないでもないが、空きスペースは十分にあった。店内に最も近い特定されたスペースに駐車する神経がわからない。そんな分別ないマナーの一行、道中、事故を起こさないことを願いながら再び助手席へ座った。