日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

年金支給の日

2013年12月13日 | 社会 政治


 今年最後の年金振込日。嬉しくない振込額減額の通知受け取りから1週間あまり。金融機関のATMにはいつものように長い列。月末の給与振り込み日とは違い並んでいるのは大方が高齢者、私もその一人だ。会話は少ないどころか、下向きが多いのは減額のせいか寒い風のせいか、それとも合わせてだろうか。

 このところ金融機関の窓口で詐欺被害を未然に防いだとして警察からの表彰記事が続く。被害にあわずに済んだのは高齢者で「ああ、よかった」と自分の事のように喜ぶが、高齢者を狙って仕掛けてくるのだから気は抜けない。金融機関もATMのそばに職員を配置し注意を促している。先日、携帯で話しながらATMを操作している高齢の女性に声をかける職員をみた。

 そんな窓口で目を引くのが白地に赤で書かれた「金融機関特別警戒実施中」の幟、建屋の内外に立っている。パトカーが止まり、制服警官が見回るところを何度か見たことがある。警察官が店内に入ると一瞬引き締まるような雰囲気に変わるが、あとはほっと。罪を犯しているわけではないのに警察官の姿を見ると一瞬だが緊張するのはなぜだろう。

 年金を受給しながら老後を過ごす、終身雇用下で教えられた勤めの哲学だった。今、この哲学を教え続けることは出来ない。年金制度への不安、雇用制度の変化とその環境の厳しさ、非正規就労者の増加など労働環境は厳しい。年金制度を信頼し働いたていたような時代は戻ってこないようだ。
 
 

 
コメント
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