
午前5時、新聞を取りに出たときは星が見えた。それから薄暗くなり、小雨がぱらついた。近くに用事で出かけるとき念のため折りたたみ傘を持って出る。その帰りは日がさして影と一緒に歩く。今日から昼の時間が長くなる。その切り替えにとまっでいるかのような日和。隠されたり出たりと、くもり空の太陽には元気さがない。
幹は一抱え以上もあり、高さは2階の屋根ほどの大きなクロガネモチ、それが年に1回プロの手で身ぎれいにされる。それは年の暮れの風物になった近所の庭木剪定。身ぎれいにされた幹には、数えるほどの葉が残されている。そのおかげで我が家のリビングへの日差しが増す。春になり枝は伸び夏になり葉は茂る。するとリビングへの暑い日差しが遮られる。エコ樹と感謝している。
「11月分の領収書を持参でくじ引き、空くじなし」のチラシは新聞販売店のお客様確保術。口座引き落としの家には領収書をポストイン。予定時間前から列ができる。商品は電化製品や毛布などもあるが、外れは卵ワンパック。「連続して毛布が当たったんと」と知人の名前を出しながら列の後ろにつく人。くじは夢を抱かせる。我が家は高騰している卵、家計にはわずかだが日が差す。
先日作ったミニ門松、持ち帰るとき型崩れしないようにと小さ目にしたが、思う通りには出来なかった。少し手直しをする。松や梅、南天などを挿した土が乾いている。水やりし日向に出す。南天や千両の赤い実が一斉に映えて見える。それは玄関に納まりたくない、と言ってるようだ。その気持ちはよくわかる、晦日まではわがままを受け入れ冬日を楽しませよう。