日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

米飯とパン

2013年12月05日 | 社会 政治


 TPP交渉の年内の完全締結は困難という予測記事が流れる。政府の死守するという農産物の関税撤廃せずの方針も一つの原因らしい。一方で、減反制度廃止へ向けての施策は進められている。北海道のような広大な農地ならいざ知らず、わが県に多い中山間地域の田では農地の集約や大型化は無理でしょう、素人はそう感じる。工夫した土作りとそこからできた美味いコメは消えるのだろうか。

 「アメリカ小麦戦略」という書物に1955年、米国は余剰の小麦を売り込むため、日本と余剰農産物輸入協定を締結。翌年から「米を食べているから日本人は体格が悪い。米を食べるとばかになる」など信じられないような宣伝がされた、という記事が新聞に載っていた。締結から20年くらいして日本人の癌発症が欧米風になった、という。米と小麦の関係か否か素人には判断できないが、米飯と味噌汁の食事が減少しているのは事実だ。

 小麦といえばパン。小学時代のラグビーボール状の給食パン、食糧難の時代でもあったがあれは美味かった。今は店独自の工夫したパンが店頭に並ぶ。遠目にはケーキかと見間違う飾った姿もある。そんなパンの超安値の店が国道262号線沿いにある。

 この日は8個116円、1個なら18円が目玉。ちょっと型崩れしたような規格外は6割引きなどなど、客はひっきりなし。どうして安いのか、詳しいわけは知らないが、味は正規品と変わらない。これでも採算が取れるのだろう。店舗は工場の敷地内だから物流費は掛かっていない。米の加工食品も、おふくろの味と姿を織り込んで、パンのように持ち運びが便利になると今以上に売れるのでは。

 日本時間の今朝早く、ユネスコは日本の「和食」を無形遺産に登録することを決めた。その理由に「和食」の食文化が世代を越えて受け継がれているなどとしている。この文化をどう続けていくか、米飯復活の足がかりの一つになればいい。
コメント (6)
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