
新聞に「ギョーザ無人店舗拡大中」という記事が載っていた。TVなどでもよく報道される。利用したことはないにが、店内には冷凍庫や冷蔵庫、レジ代わりの料金箱が置かれているだけ、もちろん従業員はいない。気やすく入れる。コロナ禍でテイクアウト需要が増えたことも拡大理由の一つと思う。しかし、従業員不在も原因だろうが、商品を袋に入れ、代金を投入しないあきれた客も多いようだが、監視カメラは観て記録している。
年末にその無人店舗、自販機が近くに出現した。昭和40年ころまでは市内随一の賑わいを見せていた名勝・錦帯橋近くの商店街も、郊外型大型店舗の出現、車社会への移行などから俗にいうシャッター通りに変わった。再開発の無いままシャッターに錆の見られる空き店舗も多い。そんな繁華街で最も賑わっていた一角に昨年末ギョウーザ自販機が登場し驚いた。かつての商店街にはちょっと不似合いな感じ。
看板には「廣島餃子 西岩国店」とある。報道では広島、山口の2県で無人販売店舗拡大を図るとある。何度か前を通ったが、まだ購入する人を見ていない。場所的にかつてはスーパーや市場のあった近く、居住者は減少しているが、さて業績は上がるのだろうか。
無人販売店舗、物騒な気もするが成り立つのだろう。利用者からいえば24時間営業で便利、人件費は大幅な削減になり、経営も利用者も双方に益があるように思う。いたるところで見かける飲料品の自販機を思えば、テークアウトには最善の食提供になる。どのくらいの成長産業になるのだろうか。
(今日の575) 自販機はものは言わぬが銭見てる