年金の源泉徴収票と自治体からの社会保険料納付書が届くと、他の収入はないので確定申告ができる。私の場合、企業年金からは扶養者がいない前提で支給されるので、高額な所得税が引かれている。また、何とも言えない高額な後期高齢者保険料も所得控除の対象になるので確定申告し還付金を楽しみに待つ。
現役時代には12月分給与に賞与支給、そこで年間収入が決まり給与担当部署は年末調整作業に入る。そこで大方の場合、税の過払いで還付金が戻る。これがその年最後の楽しみだった。40年以上の給与生活で、1度だけ追徴になったことがある。「利子のつかない後払いだから」と慰められたが、なにか欠けたような年末を感じた。
この時期に提出すると、これまでは2月の中ばくらいに還付金が振り込まれる。提出が集中するころに比べると早い振り込みになるようだ。還付とは「本来の持ち主、または本来受け取るべき者へ返すこと」とあり、「税金の納め過ぎたがあった場合、納税者に返される金銭」と説明がある。
通常国会が始まった。これからの1年間の税金の使い途の審議が中心となる国会、1円たりとも無駄使いされず国民のために使われるよう注視しよう。月額100万円で非課税、そして何に使おうと勝手で領収証不要の支給金の是正、ここらも併せて審議願いたい。
(今日の575) 徴税に遅れは起きぬ給与引き