明けましておめでとうございます。稚拙なブログですが本年もご訪問のほどよろしくお願いいたします。
毎年、年の終わりは除夜会に参加し法話のあとで鐘を撞く。ひと撞きめは1年を無事に過ごせたことへの感謝、コロナ禍を無事に過ごせたことに思いを致した。ふた撞き目はくる年が安穏に暮らせることを込めて撞木を振る。鐘の真下に水琴窟が設けられ、鐘の音が柔らかな反響になって広がる。
ここ何年かは高齢夫婦二人の正月が続く。4人の弟妹一家、叔父や叔母なども来宅、妻も母も来客の応接で話す暇もなかったころを思えば静かすぎる。やがて弟妹も親元となり子や孫が帰省する年になると、かつての我が家の賑わいを受け継いでいるようだ。こうして年が過ぎている。
昨日の土砂崩れで行方不明の家族の捜索以外は大きな事故のない年明けは何よりだ。夜明け前、友達登録しているテレビ局からライン、何がと思えば元日の特番を見てというお願い、これまでになかったこと、今年も厳しい視聴率競争を予測させる。
郵便も大変なのだろう。郵便物の配達が近くの局が担当のころは、年賀を含めて配達は遅くてもお昼までには届いていた。合理化で配達局が遠くなった。年賀状を繰りながら月日の流れを感じることがある。文面から子どもの写真が消えている。それだけ年を重ねたのだろう、そう思いながら長い交誼を思い出す。
(今日の575) 初めてのライン賀状にとまどった